Staatskapelle Dresden, Otmar Suitner – Mahler: Symphony No. 1 – Strauss: Metamorphosen (1962-1964/2020) SACD ISO

Staatskapelle Dresden, Otmar Suitner – Mahler: Symphony No. 1 – Strauss: Metamorphosen (1962-1964/2020)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:16:22 minutes | 3,06 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Berlin Classics / Tower Records Japan – 0301619BC

1962年収録のマーラーは、若き日のスウィトナーによる快演。SKDの淀みのない当時の音色を十全に活かした名録音は、現在でも素晴らしい響きの逸品。優秀録音盤。世界初SACD化!
アナログ領域でのみマスタリングを行い、ダイレクトでDSD化!本国のETERNAオリジナル・アナログテープ最新復刻企画 SACDハイブリッド化第8弾

マーラーはまだ録音自体がそれほど多く無かった1962年の録音でありながらも、純粋に曲の音楽性を捉えた模範的な演奏として、現代でも十分通じる名演です。むしろ、ダイナミック性やドラマティツクなまでの躍動感に重きを置く後の演奏よりも曲の本質がダイレクトに伝わる爽快とも言える演奏で、後に再録音を行わなかったことも勘案すると、スウィトナーにとっても完成度の高い会心の録音だったかも知れません。この後、1973年にNHK交響楽団とのライヴが存在しますが、オーケストラの質感が異なることもあってか、この1962年盤の方がより明快に響きます。ただ、演奏の特徴として若書きの作品として扱われてはおらず、むしろ響きは落ち着いた、暗めの音色で統一されているのが興味深い点です。当時のオーケストラが持つ音色や録音状況、そしてスウィトナーの解釈によるところが大きいとはいえ、ブリリアントな響きを極力排した、曲の真価を引き出すストレートな演奏という点においては、特に評価されるべき演奏と言えます。尚、スウィトナーのマーラー録音は少なく、セッションでは他に第2番と5番があるのみです(N響とはライヴで1,2,4番もあり)。今回のカップリングにはR.シュトラウスの「メタモルフォーゼン」を収録しました。ここでの演奏は精緻を極め、当時のこのオケの弦楽器の透明さが良く収録されているため格別です。スウィトナーは独墺系の流れのレパートリーとして、R.シュトラウスの演奏にも定評がありましたが、録音自体はあまりありません。ちょうどこの「メタモルフォーゼン」が録音された1964年には、放送用収録として同じくシュターツカペレ・ドレスデンと9月と11月に「町人貴族」組曲やオペラからの小品も収録しているとはいえ、ごく僅かのため貴重な音源です。

今回使用した本国のオリジナル・アナログ・マスターテープは良い状態で残っていました。そのため、これまでのシリーズと同様、高音質で聴く価値が高い音源です。当時の演奏水準や使用楽器の音色をはっきり聴き取ることができます。このスタイルはその後も継承されているとは言え、録音史的な意味でも適切な復刻の必要性が求められるべきと考え再発を行っています。
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“~マーラー像はかつてないほど明確に照らし出され、さらには古楽器の奏法までもが適応されるようになった。そのような時代に、このスウィトナーの演奏には、どのような価値が見いだされるのだろうか?この演奏は聴き始めると、やや刺激が足りないように感じられる。ところが、しばらくすると、その響きがだんだんと心地よく感じられるのである。
~解説文より抜粋 平林直哉(音楽評論家)”

今回の復刻に際して、マスターテープはレーベルからウィーン在住のマスタリング・エンジニアであるクリストフ・スティッケル氏のスタジオに空輸し、アナログ領域でのマスタリングを行った上で、デジタル化にあたってはSACD層用のDSD化とCD層用のPCM化を別系統で行い製品化。この企画では、現在考えられる限り理想的な方法でのマスタリングを実現しました。その効果は著しく、マスターテープに残されていたクオリティを極めて忠実に再現することが可能となり、さらにアナログ領域のみでのマスタリングとダイレクトDSD化が、より音質的に効果をもたらしています。従来と比較して驚くほど鮮明で解像度が高くなったことにより、演奏に対する更なる評価が期待できるほどの出来です。尚、解説書には今回使用したオリジナルのアナログ・マスターテープの外箱の写真も掲載してあります。

<マスタリング詳細>マスタリング・エンジニア(DSD化含む):クリストフ・スティッケル氏
~在ウィーン。ミュンヘン・フィル自主制作盤のマスタリングや、タワー企画盤JAZZのECM SACD企画(2017~)も担当。 現在ヨーロッパでもっとも信頼の厚いエンジニアのひとり
“ETERNAオリジナル・アナログテープからのピュア・アナログ・リマスタリング”
SACD層:新規で本国のアナログ・マスターテープから、アナログ領域でのマスタリング後、ダイレクトにDSD化
CD層:同様にアナログ領域でのマスタリング後、96kHz/24bitで高品位デジタル化後に44.1kHz/16bit化
それぞれのデジタルデータは伝送ではなく、光学ディスクで空輸
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https://tower.jp/item/5089692

Tracklist:

Mahler – Symphony No. 1 in D major
01. I. Langsam, Schleppend (13:38)
02. II. Kraftig bewegt (8:16)
03. III. Feierlich und gemessen, ohne zu schleppen (10:36)
04. IV. Sturmisch bewegt (19:19)

R. Strauss – Metamorphosen, Studie für 23 Solostreicher, TrV 290
05. Metamorphosen (24:33)

Personnel:
Staatskapelle Dresden
Otmar Suitner, conductor

Note:
(1)-(4) Recorded at the Lukaskirche, Dresden on 22-24.V.1962
(5) Recorded at the Lukaskirche, Dresden on 8-11.VI.1964

Pure analogue remastering and direct conversion to DSD by Christoph Stickel, CS Mastering, Vienna in 2020

SACD ISO

https://xubster.com/whxsltyz0xej/MahlerSymph0nyN0.1StraussMetam0rph0senStaatskapelleDresden0tmarSuitner2020SACD.part1.rar.html
https://xubster.com/5eo5i6v31dqj/MahlerSymph0nyN0.1StraussMetam0rph0senStaatskapelleDresden0tmarSuitner2020SACD.part2.rar.html

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