Annerose Schmidt, Staatskapelle Dresden, Otmar Suitner – Mozart: Piano Concertos Nos. 15 & 21 (1963-1964/2022)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 00:53:33 minutes | 2,15 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Berlin Classics / Tower Records Japan – 0302849BC
アンネローゼ・シュミット追悼盤。
1963&64年にスウィトナー&SKDと収録した、全集完成以前の珠玉の名盤。
世界初SACD化!アナログ領域でのみマスタリングを行い、ダイレクトでDSD化!
本国のETERNAオリジナル・アナログテープ最新復刻企画 SACDハイブリッド化第23弾
1963年から翌年にかけてスウィトナー&シュターツカペレ・ドレスデンと収録されたこのモーツァルト2曲は、1970-77年にかけて完成されたマズア&ドレスデン・フィルとのピアノ協奏曲全集以前に録音された音源です。一般的には後の全集が有名ですが、この第15&21番もまた、A.シュミットの特質が曲と見事に調和した、素晴らしい演奏です。LP時代には一部はフォンタナ・レーベル名義でも発売されていましたので、一般的に広く親しまれた録音とも言えます。今回は、2022年3月に亡くなったアンネローゼ・シュミット(1936.10.5-2022.3.10の追悼盤として、高音質で復刻を行いました。
この録音はA.シュミットが26歳から27歳にかけて収録された音源ですが、既に1955年にはショパン・コンクールに参加し、1956年にドイツ民主共和国ピアノ・コンクールと国際ロベルト・シューマン・コンクールで優勝し、20代前半から西側でも演奏活動を行っていました。その後も活動を拡げ、2006年に健康上の理由で演奏活動から引退するまで、旧東独を代表するピアニストのひとりとして日本でも著名でした。1973年以来、数回来日しています。モーツァルト以外でもショパンやブラームス、シューマンのアルバムを残しており、いずれも素晴らしい出来です。中でもやはりモーツァルトの録音は彼女の特徴が見事に反映された演奏として高く評価されています。この時期の全集録音としてはヘブラーと並ぶ名盤と言えるのではないでしょうか。旧東独のピアニストとして多く当てはまるような真摯な姿勢はもちろん、あくまで楽曲を重視した姿勢は今聴いても信頼感が高く、数ある全集の中でも安心して薦められる録音です。この1963&64年録音でもその姿勢は同様で、さらに純朴なピアノが展開されています。ステレオ初期の録音ながらもピアノとオケのバランスが見事で、今回の本国のオリジナル・アナログ・マスターテープからの復刻では、より解像度が増し、弦楽器含め倍音の豊かさや音の厚みも感じられるようになりました。ただ美しい、ではなく、雰囲気含め全体のバランスが絶妙に調和しています。まさに珠玉の演奏と言って良いでしょう。
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今回の復刻に際して、マスターテープはレーベルからウィーン在住のマスタリング・エンジニアであるクリストフ・スティッケル氏のスタジオに空輸し、アナログ領域でのマスタリングを行った上で、デジタル化にあたってはSACD層用のDSD化とCD層用のPCM化を別系統で行い製品化。この企画では、現在考えられる限り理想的な方法でのマスタリングを実現しました。その効果は著しく、マスターテープに残されていたクオリティを極めて忠実に再現することが可能となり、さらにアナログ領域のみでのマスタリングとダイレクトDSD化が、より音質的に効果をもたらしています。従来と比較して驚くほど鮮明で解像度が高くなったことにより、演奏に対する更なる評価が期待できるほどの出来です。尚、解説書には今回使用したオリジナルのアナログ・マスターテープの外箱の写真もカラーで掲載してあります。
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https://tower.jp/item/5509875
Tracklist:
Piano Concerto No. 15 in B-flat major, KV 450
01. I. Allegro (11:23)
02. II. Andante (6:10)
03. III. Allegro (8:00)
Piano Concerto No. 21 in C major, KV 467
04. I. (Allegro maestoso) (14:20)
05. II. Andante (6:30)
06. III. Allegro vivace assai (7:10)
Personnel:
Annerose Schmidt, piano
Staatskapelle Dresden
Otmar Suitner, conductor
Note:
(1)-(3) Recorded at the Lukaskirche, Dresden on 19-20.VIII.1963
(4)-(6) Recorded at the Lukaskirche, Dresden on 26.II.1964
Pure analogue remastering and direct conversion to DSD by Christoph Stickel, CS Mastering, Vienna in 2022
SACD ISO
https://xubster.com/7bm4wma9dysr/M0zartPian0C0ncert0sN0s.1521Anner0seSchmidtStaatskapelleDresden0tmarSuitner2022SACD.part1.rar.html
https://xubster.com/mz53lz1qcgab/M0zartPian0C0ncert0sN0s.1521Anner0seSchmidtStaatskapelleDresden0tmarSuitner2022SACD.part2.rar.html