Staatskapelle Berlin, Franz Konwitschny – Wagner: Der fliegende Holländer [2 SACDs] (1960/2021) SACD ISO

Staatskapelle Berlin, Franz Konwitschny – Wagner: Der fliegende Holländer [2 SACDs] (1960/2021)
SACD Rip | 2xSACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 02:20:33 minutes | 5,63 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Berlin Classics / Tower Records Japan – 0302634BC-1/2

ベルリンの壁ができる直前に旧東側と西側の共同制作で実現したコンヴィチュニーの名盤。
F=ディースカウとヴンダーリヒが瑞々しい美声を披露!
本国のETERNAオリジナル・アナログテープより新規で復刻。世界初SACD化!
アナログ領域でのみマスタリングを行い、ダイレクトでDSD化!
本国のETERNAオリジナル・アナログテープ最新復刻企画 SACDハイブリッド化第16弾

ドイツの伝統的様式を踏まえた最右翼の名盤のひとつ。1960年2月に収録されたこの音源は、ベルリンの壁が作られた前年にエレクトローラとエテルナの2つのレコード会社の共同制作で収録されたもので、録音会場は当時の西側にあるグリューネヴァルト教会が使われました。歌手はF=ディースカウやヴンダーリヒ、ショックなど豪華な顔ぶれが揃えられており、指揮は当時シュターツカペレ・ベルリンの音楽総監督であったコンヴィチュニーが務めるなど最高の布陣で録音が行われています。録音もこの年代にしては非常に優秀で、演奏技術の高さ含め制作陣の志も高く、プロジェクトとして相当力を入れていたことが伺える内容です。この後、コンヴィチュニーとSKBは1960年の10月にはプロデューサーやエンジニア等同じ制作陣により「タンホイザー」も録音しています。尚、「オランダ人」がエテルナ、「タンホイザー」はエレクトローラから発売されました(TDSA187で2021年にタワー企画盤としてSACDハイブリッドで復刻)。この両者は同じくらい鮮度の高い録音が残されており、復刻プロセスはこの企画と「タンホイザーのDefinition Seriesでは多少異なりますが、今回のリリースでレーベルの違いよる音質差を楽しむこともできます。

演奏は当時の最高峰と言えるもので、加えて、若き日のF=ディースカウの繊細なまでの表原力と美声、ショックの存在感の高さ、フリックの巧みさに加え何と言ってもヴンダーリヒの極めて美しい声質など、この盤が未だ高く評価されているのが良くわかる出来です。コンヴィチュニーの最晩年にあたる時期であり、そもそもステレオで残されたこと自体が貴重ですが、ベルリンが東西に分かれる直前の最後の輝きを収めた、録音史的にも重要な録音であることは確かでしょう。オーケストラの響きも、かつてあった北ドイツの伝統的な音色がこの録音には鮮明に残されており、「タンホイザー」と共に当時の趣を現代に伝えてくれます。最高峰の音源を、最良の形で今回復刻いたします。尚、この企画はアナログ領域のみで編集・マスタリングを行っておりますため、デジタル編集では除去可能なノイズやテープの繋ぎ目のカットや編集を行っておりませんので、マスターテープの状態がそのまま反映している箇所があります点をご容赦ください。
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今回の復刻に際して、マスターテープはレーベルからウィーン在住のマスタリング・エンジニアであるクリストフ・スティッケル氏のスタジオに空輸し、アナログ領域でのマスタリングを行った上で、デジタル化にあたってはSACD層用のDSD化とCD層用のPCM化を別系統で行い製品化。この企画では、現在考えられる限り理想的な方法でのマスタリングを実現しました。その効果は著しく、マスターテープに残されていたクオリティを極めて忠実に再現することが可能となり、さらにアナログ領域のみでのマスタリングとダイレクトDSD化が、より音質的に効果をもたらしています。従来と比較して驚くほど鮮明で解像度が高くなったことにより、演奏に対する更なる評価が期待できるほどの出来です。尚、解説書には今回使用したオリジナルのアナログ・マスターテープの外箱の写真もカラーで掲載してあります。
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https://tower.jp/item/5272935

Tracklist:

Disc 1
Der fliegende Holländer
01. Ouverture (11:34)
02. Erster Aufzug, Nr.1 Introduktion, Hojohe! Hallojo! Ho! He! Ja! (5:29)
03. Erster Aufzug, Lied, Mit Gewitter und Sturm (4:53)
04. Erster Aufzug, Nr.2 Arie, Die Frist ist um (11:37)
05. Erster Aufzug, Nr.3 Szene, Duett, Chor, He! Holla! Steuermann! (1:45)
06. Erster Aufzug, Duett, Weit komm ich her (14:49)
07. Erster Aufzug, Chor, Hohohe! Halloho! (3:41)
08. Zweiter Aufzug, Introduktion (0:45)
09. Zweiter Aufzug, Nr.4 Szene, Lied und Ballade, Summ und brumm, du gutes.Radchen (8:18)
10. Zweiter Aufzug, Ballade, Johohoe!, Traft ihr das Schiff im Meere an (10:22)
11. Zweiter Aufzug, Nr.5 Duett, Bleib, Senta! (0:49)

Disc 2
Der fliegende Holländer
01. Zweiter Aufzug, Nr.5 (Fortsetzung), Mein Herz, voll Treue (11:43)
02. Zweiter Aufzug, Nr.6 Finale, Mein Kind, du siehst mich (1:45)
03. Zweiter Aufzug, Arie, Mogst du, mein Kind (6:24)
04. Zweiter Aufzug, Duett, Wie aus der Ferne (15:08)
05. Zweiter Aufzug, Terzett, Verzeiht! Mein Volk (2:15)
06. Dritter Aufzug, Introduktion (0:50)
07. Dritter Aufzug, Nr.7 Szene und Chor, Steuermann, las die Wacht! (14:22)
08. Dritter Aufzug, Nr.8 Finale, Was must’ ich horen (2:33)
09. Dritter Aufzug, Kavatine, Willst jenes Tag’s (3:01)
10. Dritter Aufzug, Verloren! (8:30)

Personnel:
Der Holländer – Dietrich Fischer-Dieskau, baritone
Senta – Marianne Schech, soprano
Daland – Gottlob Frick, bass
Erik – Rudolf Schock, tenor
Mary, Sentas Amme – Sieglinde Wagner, alto
Der Steuermann Dalands – Fritz Wunderlich, tenor
Chor der Staatsoper Berlin
Karl Schmidt, chorus master
Staatskapelle Berlin
Franz Konwitschny, conductor

Note:
Recorded at the Grunewaldkirche, Berlin on 16-21.II.1960

SACD ISO

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