Rundfunk-Sinfonie-Orchester Leipzig, Herbert Kegel – Schönberg: Moses und Aron, Ein Uberlebender von Warschau [2 SACDs] (1960-1976/2022)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 02:15:41 minutes | 5,44 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Berlin Classics / Tower Records Japan – 0302846BC-1/2
冷徹なまでの気迫、精神性な深さに圧倒される稀代の名演が初SACD化!
歌手陣と合唱も秀逸。余白に3曲を収録。
世界初SACD化!アナログ領域でのみマスタリングを行い、ダイレクトでDSD化!
C.シュトリューベンによる優秀録音盤!
本国のETERNAオリジナル・アナログテープ最新復刻企画。
SACDハイブリッド化第22弾
ケーゲルが1976年にライプツィヒ放送交響楽団他と収録したこの曲の代表的な録音のひとつ、「モーゼとアロン」を最新でSACD化。余白にケーゲルの指揮によるシェーンベルクとベルクの声楽とオペラ関連の作品、計3曲を収録しました。「モーゼとアロン」は当初カンタータとして構想され、その後オラトリオとして作曲されながらも最終的にはオペラとして第2幕までが1932年に完成しました。しかし第3幕の台本が出来て以降も作曲に関しては一部のスケッチが残されたのみで、未完となった作品です(実際の舞台では第2幕まで演奏した後、第3幕を音楽なしで上演する場合もあり)。作曲が中断されたままになった理由は諸説あるようですが、最後まで完成させたい意志はシェーンベルク自身にあったようです。曲は十二音技法によって書かれており、この作品もまた演奏困難な作品のひとつとして知られています。1957年に全曲の初演がロスバウトによって行われて以降、暫く音源はありませんでしたが、1974年にブーレーズが録音が敢行し、同年にはPHILIPSレーベルへギーレンも収録、さらに2年後の1976年にはケーゲルの音源が録音されリリース以降、にわかに作品としての認知が拡がりました。当時でもかなりマニアックに扱われていた作品とは言え、再評価に繋がった旧ブーレーズ盤をスタンダードに、当時の旧西側の独墺圏を代表する盤としてのギーレン盤、そして何より旧東独でのケーゲル盤の二つは、未だにこの曲を極めた名演奏として歴史的な価値を有しています。尚、今回のトラック割りは従来のものに従っています(DISCが分かれるDISC1最後とDISC2の最初部分以外)。
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「モーゼとアロン」は作曲技法も含め複雑を極めており、演奏では歌手を含めた合唱陣やオーケストラの技能的な面も重要視されます。もちろん指揮にも多大な負担が伴い、録音も含め曲の浸透度を考慮すると上演や音源の少なさはやむを得ないとも言えます。この録音は相当な準備行った上で周到に収録されたと思われ、特に合唱陣のレベルの高さは特筆すべき点です。管弦楽も技術的な面ばかりではなく(初演のロスバウト盤と聴き比べるとその差は歴然)、鬼気迫る演奏となっているのも他の音源と異なるところで、ケーゲルによる切り裂くような気迫と共に時に冷徹にもなる容赦ない響きには圧倒されるばかりです。大編成をリアルな音像で捉えたシュトリューベンの録音にも驚愕します。今回、オジリナルの本国マスターテープの状態も良いため、以前にも増してこの録音を楽しめると思います。特に、有名な第2幕の「黄金の子牛の踊り」(DISC1のトラック8途中から)は他のどの演奏よりその猟奇的な響きに心を奪われます(同トラック6の最後も背筋が凍ります)。演奏とは何か、そこに何があるべきかをケーゲルはわかっていました。血肉ともなっている一心なまでの音楽に対する全力の姿勢をそこに感じることができます。この録音は数あるケーゲルの音源の中でも飛び抜けて凄みを感じさせる演奏ではないでしょうか。カップリングの3曲は録音年代が異なるため音質は一定ではありませんが(「ワルシャワの生き残り」は1960年のステレオ初期の録音のため、左右の分離が他と比較して狭いです)、いずれもケーゲルが遺した秀逸な演奏です。得意な新ウィーン楽派は定評があり、今回同時発売の「ヴォツェック」(0302845BC)を補完する音源としてもお楽しみください。
今回の復刻に際して、マスターテープはレーベルからウィーン在住のマスタリング・エンジニアであるクリストフ・スティッケル氏のスタジオに空輸し、アナログ領域でのマスタリングを行った上で、デジタル化にあたってはSACD層用のDSD化とCD層用のPCM化を別系統で行い製品化。この企画では、現在考えられる限り理想的な方法でのマスタリングを実現しました。その効果は著しく、マスターテープに残されていたクオリティを極めて忠実に再現することが可能となり、さらにアナログ領域のみでのマスタリングとダイレクトDSD化が、より音質的に効果をもたらしています。従来と比較して鮮明で解像度が高くなったことにより、演奏に対する更なる評価が期待できるほどの出来です。尚、解説書には今回使用したオリジナルのアナログ・マスターテープの外箱の写真も掲載してあります。
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https://tower.jp/item/5488991
Tracklist:
Disc 1
Schönberg – Moses und Aron
01. 1. Akt-1. Szene, Moses Berufung (8:52)
02. 1. Akt-2. Szene, Moses begebnet Aron in der Wuste (7:40)
03. 1. Akt-3. Szene, Moses und Aron verkunden dem Volk die Borschaft Gottes (5:35)
04. 1. Akt-4. Szene (25:33)
05. Zwischenspiel (2:15)
06. 2. Akt-1. Szene, Aron und die 70 Altesten vor dem Berg der Offenbarung (3:38)
07. 2. Akt-2. Szene (6:56)
08. 2. Akt-3. Szene, Das Goldene Kalb und der Altar (8:45)
Disc 2
Schönberg – Moses und Aron
01. 2. Akt-3. Szene, Das Goldene Kalb und der Altar (Fortsetzung) (17:39)
02. 2. Akt-4. Szene (1:12)
03. 2. Akt-5. Szene, Moses und Aron (11:47)
Schönberg: Ein Uberlebender von Warschau
04. Ein Uberlebender von Warschau (6:35)
Berg – Drei Bruchstücke für Gesang und Orchester aus der Oper “Wozzeck”
05. I. Aus dem I. Akt-3. Szene (mit Uberleitung) (7:46)
06. II. Beginn des II. Aktes (5:22)
07. III. Aus dem III. Akt-4, 5. Szene (7:10)
Berg – Adagio aus der LULU-Suite
08. Adagio aus der LULU-Suite (8:55)
Personnel:
Moses – Werner Haseloy, narrtor (1-1)-(1-8), (2-1)-(2-3)
Aron – Reiner Goldberg, tenor (1-1)-(1-8), (2-1)-(2-3)
Junge Tochter – Renate Krahmer, soprano (1-1)-(1-8), (2-1)-(2-3)
Kranke Frau – Gisela Pohl, alto (1-1)-(1-8), (2-1)-(2-3)
Junger Mann – Armin Ude, tenor (1-1)-(1-8), (2-1)-(2-3)
Anderer Mann – Hermann Christian Polster, bass (1-1)-(1-8), (2-1)-(2-3)
Erster Ältester – Hermann Christian Polster, bass (1-1)-(1-8), (2-1)-(2-3)
Zweiter Ältester – Ekkehard Wlaschita, bass (1-1)-(1-8), (2-1)-(2-3)
Dritter Ältester – Paul Glahn, bass (1-1)-(1-8), (2-1)-(2-3)
Ephraim – Karl-Heinz Stryczek, baritone (1-1)-(1-8), (2-1)-(2-3)
Priester – Leonard Mroz, bass (1-1)-(1-8), (2-1)-(2-3)
Nackte Jungfrau – Roswitha Trexler, mezzo-soprano (1-1)-(1-8), (2-1)-(2-3)
Rundfunkchor Leipzig (1-1)-(1-8), (2-1)-(2-3)
Dresdner Knabenchor (1-1)-(1-8), (2-1)-(2-3)
Hanne-Lore Kuhse, soprano (2-5)-(2-8)
Rundfunk-Sinfonie-Orchester Leipzig
Herbert Kegel, conductor
Note:
(1-1)-(1-8), (2-1)-(2-3) Recorded at the Studio Paul-Gerhardt-Kirche, Leipzig on 1-12.III.1976
(2-4) Recorded at the Bethanienkirche, Leipzig in VII.1960
(2-5)-(2-8) Recorded at the Bethanienkirche, Leipzig on 1-5.VII.1965
Pure analogue remastering and direct conversion to DSD by Christoph Stickel, CS Mastering, Vienna in 2022
SACD ISO
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https://xubster.com/qa70il20ihx3/SchnbergM0sesundAr0nEinUberlebenderv0nWarschauRundfunkSinf0nie0rchesterLeipzigHerbertKegel2022SACD.part2.rar.html
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