Orchestra del Teatro Dell’Opera di Roma, Tullio Serafin – Verdi: La Traviata [2 SACDs] (1959/2022) SACD ISO

Orchestra del Teatro Dell’Opera di Roma, Tullio Serafin – Verdi: La Traviata [2 SACDs] (1959/2022)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:58:58 minutes | 4,77 GB
Genre: Classical | Publisher (label): EMI / Tower Records Japan – TDSA-223/24

デ・ロス・アンヘレスを起用したセラフィン2度目の「椿姫」。情感溢れる歌唱力は絶品!
優秀録音を世界初SACD化。最上の音質を目指し新規で本国アナログ・マスターテープより復刻。
歌詞対訳、新規解説付。シリアル・ナンバー付800セット限定盤

「カルメン」や「蝶々夫人」と並ぶ、デ・ロス・アンヘレスの代表的録音のひとつであるこの「椿姫」は、セラフィン2度目の録音としてだけでなく、数ある同曲の中でも高く評価されて良い傑作です。従来のCDと比べ格段に解像度が高く、質感が向上した今回の復刻により一段と輝きを増しました。丁寧でかつ技術力が高く、情感もある素晴らしい演奏。音質も従来盤を大きく上回ります。優秀録音盤。今回の発売のために本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。歌詞対訳、新規解説付。永久保存盤です。800セット限定のシリアル・ナンバー付。

この「椿姫」は数ある録音の中でも傑出した演奏であると断言できます。有名な盤も多く埋もれがちとは言え、デ・ロス・アンヘレスの丁寧でありつつも情感ある歌声と抜群の安定感、そして何よりセラフィンの手綱があってこそ成り立つ見事な世界観は絶品。録音も良く、名盤としての価値も高いです。イタリア・オペラ指揮界の頂点に君臨したセラフィンがステレオ初期に残した重要な録音であり、そこにあるのは、効果よりあくまで曲が主体かつ作曲家が中心の解釈。その真摯な姿勢は現代においても魅力的に感じられます。今回、同時発売のローマでの「レクイエム」(TDSA221)とこのアルバムは共通点が多い録音で、1959年6月に「レクイエム」、8月に「椿姫」の収録が行われていました(そして両者とも10月4日も収録。恐らく取り残しもしくは不具合部分の再収録と思われます)。オーケストラも同じローマ歌劇場管弦楽団、収録場所やプロデューサー、エンジニアも全て同一です。しかし音質は異なっており、同じ要素が多いとはにわかに信じられないほどでした。もちろん、セッティングが異なりますので別の録音ではあるのですが質感はかなり違っていました。マスターテープの保存状態やミキシング要因ということも考えられます。いずれにしてもイタリア・オペラ指揮界の頂点に君臨したセラフィンがステレオ初期に残した重要な録音であり、そこにあるのは、効果よりあくまで曲が主体かつ作曲家が中心の解釈。その真摯な姿勢は現代においても魅力的に感じられます。
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今回の「椿姫」はこれまで当企画で復刻したオペラの中でも秀逸な録音です。マスターテープの状態はかなり良く、ここまでの声の細かな質感や張り、豊かな音色を聴くことができることは復刻冥利に尽きます。無論演奏が最上であるということも盤としては重要な要素です。アルバムとしての演奏の質の高さや緻密さまでも従来以上に感じさせる録音であることは確かで、全てのソリストや合唱、オーケストラが引き立ちました。デ・ロス・アンヘレスの精密なコントロール、ダイナミックな歌唱や安定感は類稀であり、高音質化でその効果がはっきりとわかります。そしてデル・モンテの伸びやかな声と爽快さも絶品。さらにセレーニの美声と格式も従来以上に感じられるでしょう。統率するセラフィンの指揮が作品に相応しい高みをもたらしているのは言うまでもありません。今回の復刻により、更に高い評価を得ることでしょう。尚、初出時、この「椿姫」のジャケットはデ・ロス・アンヘレスの写真でしたが、その後今回の絵のジャケットに差し換えられました。写真の方は解説書の表紙に採用していますので、こちらも合わせてお楽しみください。数々の名曲・名唱にも魅了されるこの盤もまた、高音質化により見事に蘇りました。声に適性があるSACDでは、さらに素晴らしい音質を堪能できると思います。

音質的には今回、本国にあるオリジナルの2Chのアナログ・マスターテープから、従来を超える192kHz/24bitでデジタル化を行ったフラットマスターを使用し最新でマスタリングを行いました。そのためか、今回の音質は緻密さと幅広いレンジ感、近接感をより獲得しており、リアルになった音質で最上の演奏をお楽しみいただけます。一部にはノイズ等も散見されますが、今回もオリジナルを尊重し、バランスを含め、あくまで最小限の範囲で音楽的なマスタリングを目指しました。尚、解説書には國土 潤一氏による新規文章を掲載しています。
このシリーズでは、SACD層では伸びのある高域と柔らかなニュアンスと共に高い解像度と豊かな音場を、CD層はまとまったしっかりとした音と共に押し出される実在感ある音色を目指しています。CD自体のポテンシャルも高く、むしろ両方の良さを堪能できるSACDハイブリッド盤としてもお楽しみください。今回のDefinition Series第44弾は、計2タイトルを発売いたします。
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<コンセプト>
旧EMIレーベルはオペラ音源が多数ありますが、CD時代においては一部の有名な音源以外は再発が少なく、尚且つ国内盤では再発時に歌詞対訳が付いていない状況が長く続いていました。最近では輸入盤含め復刻自体が少ないのもご承知の通りです。そのようななか、このDefinitionシリーズではこれまで何作かオペラの復刻にトライしてきました。旧EMIレーベルのポリシー含めわかってきたことのひとつに、オリジナルのアナログ・マスターテープの保存と維持は概ねしっかりしており、LP時代含め再発や新規リマスターが少ないアイテムに関しては、マスターテープ(2ch)の再生頻度が少ないため良いコンディションのものが多いということです。とりわけ再発が少ない盤のなかには、デジタル初期にCDマスターが1度だけしか作られなかった音源もオペラでは多数あることが判明しました。そのため、それらの音源を最新で復刻した場合、昨今のデジタル変換プロセスにおいては従来盤以上に最良の音質で復刻できるため、従来盤との音質差は歴然となります。またオペラの復刻は、録音面において当時はそれぞれ相応のコストをかけて収録されているものも多く、そのクオリティを高音質化でより活かせるという点もプラス要素です。尚、マスターテープの経年変化という問題も存在しますが、旧EMIの音源に関しましては他のメジャーレーベルと比較すると劣化は少な目でした。むしろ前述の再生頻度による差の方が大きいようです。いかに埋もれている名盤の数々をリリースまで持っていけるかということにも注力した上で、今回も復刻アイテムを決定いたしました。以上の事を踏まえ、オペラの重要録音を今後もリリースしていく所存です。
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Tracklist:

Disc 1
01. Act I: Prelude (4:25)
02. Act I: Dell’invito trascorsa e gia l’ora (5:05)
03. Act I: Libiamo ne’ lieti calici (3:02)
04. Act I: Che e cio? (2:23)
05. Act I: Un di felice, eterea (3:31)
06. Act I: Ebben? che diavol fate? (1:24)
07. Act I: Si ridesta in ciel l’aurora (1:42)
08. Act I: E strano! E strano! (1:11)
09. Act I: Ah fors’e lui (2:54)
10. Act I: Follie! follie! Delirio vano e questo! (0:55)
11. Act I: Sempre Libera (3:45)
12. Act II: Lunge da lai (1:52)
13. Act II: De’ miei bollenti spiriti (1:54)
14. Act II: Annina, done vieni?…..O mio rimorso! (0:48)
15. Act II: Alfredo? Per Parigi or or partiva (3:47)
16. Act II: Pura siccome un angelo (1:48)
17. Act II: Non sapete quale affetto (2:04)
18. Act II: Un di, quando le veneri (2:39)
19. Act II: Ah! Dite alla giovine (4:24)
20. Act II: Imponete. Non amarlo ditegli (4:52)
21. Act II: Dammi tu forza (1:47)
22. Act II: Che fai? Nulla! (2:17)
23. Act II: Ah, vive sol quel core (2:07)
24. Act II: Di Provenza il mar (4:18)
25. Act II: Ne rispondi (0:51)

Disc 2
01. Act II: [Scene 2] Avrem lieta (1:11)
02. Act II: Noi siamo zingarelle (2:54)
03. Act II: Di Madride noi siam Mattadori (2:52)
04. Act II: Alfredo! Voi! (4:23)
05. Act II: Invitato a qui seguirmi (2:33)
06. Act II: Ogni suo aver tal femmina (1:34)
07. Act II: Di Sprezzo degno! (1:50)
08. Act II: Alfredo, Alfredo, di questo core (4:29)
09. Act III: Prelude (4:26)
10. Act III: Annina? Comandate? (4:55)
11. Act III: Teneste la promessa (5:03)
12. Act III: Largo al quadrupede (0:52)
13. Act III: Signora, Che t’accade (1:47)
14. Act III: Parigi, o cara (4:42)
15. Act III: Ah, non piu… Ah! gran Dio! Morir si giovine (3:41)
16. Act III: Ah! Violetta (1:40)
17. Act III: Prendi, quest’e l’immagine (4:20)

Personnel:
Violetta – Victoria de los Angeles, soprano
Alfredo – Carlo del Monto, tenor
Germont – Mario Sereni, baritone
Coro del Teatro Dell’Opera di Roma
Orchestra del Teatro Dell’Opera di Roma
Tullio Serafin, conductor

Note:
Recorded at the Opera House, Roma on 11-18,20-22.VI & 4.X.1959
Producer:Victor Olof
Balance Engineer : Francis Dillnuit

192kHz/24bit remastering from the original analogue master tapes

SACD ISO

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