Montserrat Caballé, Orchestre National de France, Leonard Bernstein – Strauss: Salome’s Dance & Final Scene, 5 Songs – Boito: Mefistofele (1977/2020)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:06:34 | 2.67 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Deutsche Grammophon / Tower Records Japan – PROC-2299
バーンスタイン没後30年企画。世界初SA-CD化。カバリェとのR.シュトラウスの共演盤と、DGでのVPOとの初録音盤となった録音史上にも残る怒涛のボーイトを最高音質で再現!当時のDGによる優秀録音!世界初SA-CD化。オリジナル・アナログ・マスターテープから本国で新規マスタリング
2020年10月14日に没後30年を迎えるレナード・バーンスタイン、DG初期の唯一の録音を世界初SA-CD化。DGレーベルには1972年にメトと「カルメン」を録音したのを皮切りに、その後も亡くなる直前まで多くの名盤を残しました。当時、ニューヨーク・フィルの音楽監督は退任したものの、CBSとはまだ多くの契約が残っており、ヨーロッパ進出と共にDGへの録音を増やしていく最中でした。「カルメン」の後、75年には自作の「ディヴァック」組曲、翌年にボストン響とリストの「ファウスト交響曲」を、そしてすぐにバイエルン放送響とアムネスティのためのコンサートライヴを残し、翌77年3月にはロンドンでストラヴィンスキーの「結婚」他を収録、そして翌月にウィーン・フィルとDGに初の録音を行なったのが、このボーイトでした(ウィーン・フィルとはDECCAの2枚とCBSとの「ばらの騎士」があるため最初の録音ではない)。この記念碑的な録音は収録時間が短いこともあり、前述の「ファウスト交響曲」とのカップリングでLPが発売されましたが(「ファウスト」繋がりを意図したと思われる)、CD時代ではなかなかCD化されず、国内盤では特典盤として復刻された位の扱いでした。尚、ボーイト収録の翌月にはパリでカバリェをソリストにフランス国立管とR.シュトラウスの作品を取り上げ、こちらもDGと初収録されました。この時期は収録が多く、CBS、EMI、DGと録音レーベルが多岐にわたっているのが特徴です。
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バーンスタインのR.シュトラウス録音はそれほど多くは無いとはいえ、恐らく全曲を指揮したことは無い「サロメ」のフィナーレを録音したことはかなり珍しいと言えます。今回の解説書内での山崎氏の記述によると、この時は「癌研究のためのチャリティ・コンサート」と並行して収録が行われたとのことで、演奏会はR.シュトラウスのみであったとのこと。カバリェは1968年にRCAで「サロメ」全曲録音を残しており、ここでもよりスケールの大きいサロメ像を独自に打ち立てています。バーンスタインは「7つのヴェールの踊り」でもゆったりとした独自のテンポを取っており、内面的な熱気をはらんだ演奏となっているのが興味深いです。
ボーイトは録音的にも優秀で、アナログ録音熟成期にあった当時のDGによる渾身の録音としても著名です。ダイナミックレンジが驚異的に広く、爆発的なまでの咆哮を見事に捉えています。この「モノローグ」だけを録音する手法は晩年のトスカニーニにもあったとはいえ、バーンスタインがウィーン・フィルとの最初のDG録音にこの曲を選択した真意は不明です。オペラの分野では必ずしも活躍したとは言えないバーンスタインが、ウィーンでは「ばらの騎士」や「ファルスタッフ」の前例があるように、オペラの実績を残したかったという目的があったのかも知れません。
今回の復刻では本国オリジナルのアナログ・マスターテープに遡り、高音質のデジタル化を行いました。今回に限らず最上位のフラットマスターを使用したため、非常に優秀なプレゼンスを得ることができています。質感や各定位が驚くほど明瞭・明確になり、DSD化の恩恵も加わったこれまでにない優秀な音質を再現。この盤では制作するにあたり、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープの物理的なメンテナンスと修復を行った上で高品位(192/24)でのデジタル化(PCM)を行い、ベルリンのエミール・ベルリナー・スタジオで、レーベル専任エンジニアがこのシリーズ用に綿密な工程で時間をかけてマスタリング作業を行いました。SA-CD層では、高精細なマスターサウンドをお楽しみいただけます。CD層も最新のデジタル化とマスタリングを施していますので、従来盤の音質とは一線を画しています。このシリーズではオリジナル・ジャケット・デザインを採用し、山崎浩太郎氏による新規の序文解説を掲載しました。今回の「ヴィンテージSA-CDコレクション」第25弾は、計3タイトルを発売いたします。
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Tracklist:
Strauss – Salome, Op.54, TrV 215
01. Scene 4: “Es ist kein Laut zu vernehmen” (17:14)
02. Scene 4: Salome’s Dance Of The Seven Veils (9:40)
Strauss – 5 Songs
03. 4 Lieder, Op.27, TrV 170: 2. Cacilie (2:01)
04. 5 Lieder, Op.41, TrV 195: 1. Wiegenlied (4:18)
05. Sechs Lieder, Op.37, TrV 187: 2. Ich liebe dich (2:15)
06. 4 Lieder, Op.27, TrV 170: 4. Morgen (3:45)
07. 8 Gedichte aus “Letzte Blatter”, Op.10, TrV 141: 1. Zueignung (1:46)
Boito – Mefistofele – Original Version
08. Prologue: Preludio (9:52)
09. Prologue: Ave, Signor degli angeli e dei santi! (4:15)
10. Prologue: T’e noto Faust? (3:16)
11. Prologue: Siam nimbi volanti dai limbi (2:04)
12. Prologue: Salve Regina! (6:08)
Personnel:
Montserrat Caballé, soprano (1), (3)-(7)
Nicolai Ghiaurov, bass (8)-(12)
Orchestre National de France (1)-(7)
Wiener Staatsopernchor (8)-(12)
Gumpold-Kirchenchor (8)-(12)
Wiener Philharmoniker (8)-(12)
Leonard Bernstein, conductor
Note:
(1)-(7) Recorded live at Radio France, Paris in V.1977
(8)-(12) Recorded at the Großer Saal, Musikverein, Wien in IV.1977
DSD remastering from the original analogue master tapes by Emil Berliner Studios in VIII.2020
SACD ISO
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