Concertgebouw Orchestra, Leonard Bernstein – Beethoven: Missa Solemnis (1978/2018)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:21:24 minutes | 3,27 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Deutsche Grammophon / Tower Records Japan – PROC-2175
生誕100年記念企画。その美しさと圧倒的なスケール感で心打たれるバーンスタインの名演を2018年最新復刻!世界初SA-CD化!オリジナル・アナログ・マスターから本国で新規マスタリング
バーンスタインにとって1960年にNYPと録音して以来2度目の収録となったこの盤は、1977年からDGレーベルへウィーン・フィルと録音を進めていたベートーヴェンの交響曲全集の大成功と共に、世界的に大きく評価を上げて行った時期の重要なアルバムです。この「ミサ・ソレムニス」の録音はアムステルダムで1978年の2月と3月に行われており、ウィーンでは直前に交響曲第2番と「英雄」が収録されるなど、「フィデリオ」や1976年のアムネスティ・コンサート含め、ベートーヴェンに集中していた時期でした。バーンスタイン自身がニューヨークを飛び出し、ユーロッパで地盤を築いていた時であり、DGという格式高いレーベルへの収録も評価され、ウィーンやアムステルダム、ミュンヘンなどまさに音楽の聖地での演奏(ベルリンでの自作やマーラー9番のFMライブも)など、日本においてもカラヤンと並ぶスター指揮者として確固たる評価を得た時期に当たります。その証として「ミサ・ソレムニス」は1979年のレコード・アカデミー賞を、翌年の80年には前述の「ベートーヴェン:交響曲全集」がレコード・アカデミー大賞に輝きました。保守的な日本の聴衆にも有無を言わさず実力を認めさせたバーンスタインの力が、まさに発揮された重要な時節と言えます。今回は、生誕100年の記念の年に際し、世界初SA-CD化となるこのエポック的音源を取り上げました。CD初期では2枚組として出ていた演奏時間が80分を超える大作を、昨今の例に倣い、1枚で収録してあります。(1/2)
演奏は、最初の曲から全身全霊を投じていると言っていい位の強烈なテンションが最後まで持続している驚異的なもので、曲本来の素晴らしさを再認識させられる程の影響力を持っています。DG時代にバーンスタインのライヴでの収録スタイルが定着し、その後のレコード業界に影響を及ぼしたことは周知の事実ですが、特にこの「ミサ・ソレムニス」ではライヴということが演奏効果を更に高めています。凝縮されたエネルギー、一瞬一瞬の音の移り変わりの絶妙な間合い、そして一期一会と言える高揚感を伴った感興など、素晴らしい演奏に出会った感動がここにはあります。更に今年(2018年)5月に亡くなった、名コンマスと言われるヘルマン・クレバース(1962-80まで在任)のベネディクトゥスでの美しいソロは、79年のコンドラシン盤でのシェエラザードのソロ他とならんで、オケでの彼の名ソロのひとつとしても名高い箇所です。今回の初SA-CD化により、豊かな倍音を含むホールの素晴らしい響きと共に、各楽器や声部がより鮮明に、生き生きと再現されるでしょう。空気感や響きの美しさも捉えたこの録音は、SA-CDに相応しい音源と思われます。
今回の復刻では本国オリジナルの16chのマルチ・チャンネルのアナログ・マスターテープに遡り、あらたに2chへのリミックスを行った上で高音質のデジタル化を行いました。今回に限らず最上位のフラットマスターを使用したため、非常に優秀なプレゼンスを得ることができています。声の質や各定位が驚くほど明瞭・明確になり、DSD化の恩恵も加わったこれまでにない優秀な音質を再現することができました。この盤では制作するにあたり、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープの物理的なメンテナンスと修復を行った上で高品位(192/24)でのデジタル化(PCM)を行い、本国のレーベル専任エンジニアがこのシリーズ用に綿密な工程で時間をかけてマスタリング作業を行いました。SA-CD層では、高精細なマスターサウンドをお楽しみいただけます。CD層も2018年最新のデジタル化とマスタリングを施していますので、従来盤の音質とは一線を画しています。
このシリーズではオリジナル・ジャケット・デザインを採用し、山崎浩太郎氏による新規の序文解説を掲載しました。今回の「ヴィンテージSA-CDコレクション」第14弾は、計3タイトルを発売いたします。(2/2)
https://tower.jp/item/4818735
Tracklist:
Mass in D major, Op.123 “Missa Solemnis”
01. 1. Kyrie: Kyrie eleison (I) (3:55)
02. 1. Kyrie: Christe eleison (2:02)
03. 1. Kyrie: Kyrie eleison (II) (4:21)
04. 2. Gloria: Gloria in excelsis Deo (4:48)
05. 2. Gloria: Qui tollis peccata mundi (6:30)
06. 2. Gloria: Quoniam tu solus sanctus (1:14)
07. 2. Gloria: In gloria Dei Patris, Amen (2:56)
08. 2. Gloria: Amen – Quoniam tu solus sanctus (2:22)
09. 3. Credo: Credo in unum Deum (4:09)
10. 3. Credo: Et incarnatus est (5:58)
11. 3. Credo: Et ascendit in coelum (5:21)
12. 3. Credo: Et vitam venturi saeculi (1:42)
13. 3. Credo: Amen (3:13)
14. 4. Sanctus: Sanctus Dominus Deus Sabaoth (2:58)
15. 4. Sanctus: Pleni sunt coeli (1:07)
16. 4. Sanctus: Praeludium (2:13)
17. 4. Sanctus: Benedictus (10:35)
18. 5. Agnus Dei: Agnus Dei (I) (6:54)
19. 5. Agnus Dei: Dona nobis pacem (2:11)
20. 5. Agnus Dei: Agnus Dei (II) (3:01)
21. 5. Agnus Dei: Presto (3:55)
Personnel:
Edda Moser, soprano
Hanna Schwarz, alto
René Kollo, tenor
Kurt Moll, bass
Herman Krebbers, solo violin
Bernard Bartelink, organ
Netherlands Radio Choir
Meindert Boekel, chorus master
Concertgebouw Orchestra
Leonard Bernstein, conductor
Note:
Recorded live at the Concertgebouw, Amsterdam in II&III.1978
DSD remastering and downmix to 2 channels by Emil Berliner Studios from the original 16 channel analogue master tapes in 2018
SACD ISO
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