Marilyn Horne, Carol Neblett, Chicago Symphony Chorus & Orchestra, Claudio Abbado – Mahler: Symphony No. 2 “Resurrection” (1976/2024) SACD ISO

Marilyn Horne, Carol Neblett, Chicago Symphony Chorus & Orchestra, Claudio Abbado – Mahler: Symphony No. 2 “Resurrection” (1976/2024)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:21:02 minutes | 3.25 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Deutsche Grammophon / Tower Records Japan – PROC-2417

<クラウディオ・アバド没後10年企画>
DGへのマーラー初録音となったシカゴ響との”復活”を初めて1枚に収録!音質一新。アバドにとって特別な作品を今回の発売のために本国のアナログ・マスターテープより最新復刻!

アバドのDGへのマーラー初録音であるシカゴ交響楽団との「復活」を、市販として初SA-CDハイブリッド化!これまでアバドのアナログ録音時代のマーラーは市販のSA-CDシングルレイヤーで第4,5,6番がリリースされていましたが、この第2番はなぜか未発でした。一方、オーディオ企画の特販のSA-CDハイブリット盤では第4番とのカップリングで以前発売がありましたので、今回のSA-CDハイブリッド盤は、それ以来のリリースとなります。尚、従来のCDやSHM-CDでは国内輸入合わせ2枚組での発売でした。今回、初めて1枚で収録しています。使用したマスター音源も、今回の発売のために4chでマルチ収録された本国のアナログ・マスターテープのミキシングまで遡り、2chのマスターを作成した上で独エミール・ベルリナー・スタジオ(EBS)で最新のマスタリングを行ったマスターを使用していますので、音質は一新しています。

第二世代でありながらも’80年代以降の世界的なマーラー・ブームを確実に牽引したと言えるクラウディオ・アバド(1933-2024)、初のマーラー作品のセッション録音がこの1976年収録の「復活」でした。1965年、カラヤンの推挙によりザルツブルク音楽祭でデビューを飾った曲目が「復活」であり、圧倒的な成功を収めたことは良く知られています。このシカゴ交響楽団との収録は、1972年にミラノ・スカラ座の音楽監督就任の後、1977年に芸術監督となった前年に当たります。既に各地の主要オケに客演しDGやDECCAに録音を行っており、若手の有望指揮者として評価が高まっていた時期でした。以降、ロンドン交響楽団をはじめとしたコンサート・オーケストラの主要ポストに就任しさらに飛躍することになります。アメリカのオーケストラとはボストン交響楽団とDGに収録を行っており、関係良好なシカゴ交響楽団(1982-85年に首席客演指揮者)といよいよ各種の録音がスタートするなかでも、この「復活」は多くの注目を集めました。当時既に世界に名立たる主要オケとなっていたシカゴ交響楽団は、’70年代に入りショルティとマーラーの第5-8番の交響曲の録音を世に出しており、ヴィルトゥオーゾオケとして人気が高まってきており、とりわけハーセスやクレヴェンジャー、J.フリードマンをはじめとした超強力な金管陣が難易度の高いマーラー作品の演奏において群を抜いた評価と人気を得、その後も複数の指揮者によって多くの主要なマーラー録音が行われています。アナログ録音時代でさえもDGではジュリーニの第9番(アバドのこの録音の2か月後に収録)、アバドも「復活」以降第5,6番、RCAでレヴァインによる第3,4番、EMIでジュリーニの第1番が収録されるなど、マーラー・オケとして他にない実績を得ていくことになります。
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演奏は後の2つのDG再録音(ウィーン・フィル、ルツェルン祝祭管)と比較して基本的に同じ解釈です。大曲をアバドの意向通りまとめ切る手腕は見事で、後のコントラストある表現と比較すると若干おとなしい感じはありますが、飽和させない品位あるコントロールは素晴らしいです。他の重鎮に引けを取らない豊かな音楽性とシカゴ交響楽団という表現力の大きいオケを、集中力高く牽引しています。アバドのマーラー演奏の起点となる、重要な録音と言えるでしょう。尚、初出時のジャケットのデザインも特徴的であり、この後も続く録音を大きく期待させる出来でした。

今回の復刻では本国オリジナルのアナログ・マスターテープに遡り、新規で高音質のデジタル化を行いました。今回に限らず最上位のフラットマスターを使用したため、非常に優秀なプレゼンスを得ることができています。質感や各定位が驚くほど明瞭・明確になり、DSD化の恩恵も加わったこれまでにない優秀な音質を再現。この盤では制作するにあたり、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープの物理的なメンテナンスと修復を行った上で高品位(192/24)でのデジタル化(PCM)を行い、ベルリンのエミール・ベルリナー・スタジオで、レーベル専任エンジニアがこのシリーズ用に綿密な工程で時間をかけてマスタリング作業を行いました。SA-CD層では、高精細なマスターサウンドをお楽しみいただけます。CD層も最新のデジタル化とマスタリングを施していますので、従来盤の音質とは一線を画しています。今回のリリースでは新規の序文解説を掲載しました。今回の「ヴィンテージSA-CDコレクション」第37弾は、計3タイトルを発売いたします。
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https://tower.jp/item/6645393

Tracklist:

Symphony No. 2 in C minor “Resurrection”
01. Ia. Allegro maestoso (5:38)
02. Ib. Sehr mässig und zurückhaltend (5:37)
03. Ic-e. Sehr langsam beginnend – Tempo I – Tempo sostenuto (9:35)
04. II. Andante moderato (10:02)
05. III. Scherzo. In ruhig fliessender Bewegung (10:33)
06. IV. Urlicht. O Röschen rot (5:08)
07. V. Finale: a. Im Tempo des Scherzos (1:40)
08. V. Finale: b. Langsam (3:55)
09. V. Finale: c. Am Anfang sehr zurückgehalten (1:18)
10. V. Finale: d. Wieder sehr breit (3:03)
11. V. Finale: e. Maestoso. Sehr zurückhaltend (4:20)
12. V. Finale: f. Wieder zurückhaltend (2:17)
13. V. Finale: g. Langsam. Immer noch mehr zurückhaltend (1:24)
14. V. Finale: h. Sehr langsam und gedehnt (2:31)
15. V. Finale: i. Langsam. Misterioso Auferstehen, ja auferstehen wirst du gesät (6:52)
16. V. Finale: j. Etwas bewegter. O glaube, mein Herz, o glaube (1:33)
17. V. Finale: k. Wieder etwas zurückhaltend (5:37)

Personnel:
Carol Neblett, soprano
Marilyn Horne, mezzo-soprano
Chicago Symphony Chorus
Margaret Hillis, chorus mistress
Chicago Symphony Orchestra
Claudio Abbado, conductor

Note:
Recorded at the Medinah Temple, Chicago in II.1976

Producer: Rainer Brock
Balance Engineer: Heinz Wildhagen

192kHz/24bit remastering from the original analogue master tapes by Emil Berliner Studios in 2024

SACD ISO

https://xubster.com/w2bo0ykvb84d/MahlerSymph0nyN0.2Chicag0Symph0nyCh0rus0rchestraClaudi0Abbad02024SACD.rar.html

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