Gidon Kremer, Tatjana Grindenko, Wiener Symphoniker, Heinz Wallberg – Mozart & Bach: Violin Concertos [2 SACDs] (1976-1978/2021) SACD ISO

Gidon Kremer, Tatjana Grindenko, Wiener Symphoniker, Heinz Wallberg – Mozart & Bach: Violin Concertos [2 SACDs] (1976-1978/2021)
SACD Rip | 2xSACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 02:17:21 minutes | 5,55 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Columbia / Tower Records Japan – TWSA-1108/9

名手クレーメルがオイロディスクに残した名盤3枚をSACD2枚組で世界初SA-CD化!
今回の発売にあたりドイツ本国のオリジナル・アナロク・゛マスターテープよりダイレクトでDSD化。最新マスタリング。

名手ギドン・クレーメルがオイロディスクに録音した3枚の協奏曲アルバムをSACD2枚組にまとめました。クレーメルならではの美音とテクニック、ユニークな選曲となっています。オリジナル・マスターテープからのダイレクトDSDマスタリング。全曲世界初SACD化です。

ここにはギドン・クレーメル(1947~)が1976年から78年にかけて年1枚のペースでウィーン交響楽団とともに録音した協奏曲アルバム3枚が2枚組にまとめられています。1970年、23歳でチャイコフスキー国際コンクールに優勝したクレーメルは旧ソ連を代表する若手アーティストとして西側で活動を開始。西側での初公演は1970年、トーマス・シッパース指揮ウィーン交響楽団とのウィーン・ムジークフェラインザールでの演奏会でした。活動当初よりたいへんな技巧の持ち主として有名で、19世紀のヴィルトゥオーゾ・ピースを好んで取り上げたクレーメルですが、モノクロームの音色や細くしなやかな音線、アンチ・ロマンの醒めた感覚は、従来のヴァイオリン・ヴィルトゥオーゾとは明らかに一線を画しており、新感覚の持ち主として音楽界の寵児となってゆきます。1975年には急病のコーガンの代役としてレニングラード・フィルの富山公演で一夜だけベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を弾いて話題となったこともありました(公式の初来日は1977年)。カラヤン&ベルリン・フィルと共演したブラームスのヴァイオリン協奏曲のLPが発売され世界的なセンセーションを巻き起こしたのが1976年のこと。自由な活動を求めソ連を離れ西ドイツに移住したのが1980年。ここに収められたウィーン交響楽団との録音は、まさにこのような時期に録音され、クレーメル活動初期の姿を映したものとなっています。

バッハとモーツァルトでは、持ち前の細くしなやかな音線を駆使して、過去の巨匠たちによるアプローチとは異なる、すっきりとした造形による、軽やかで、スピーディで、しかしどこか醒めた感覚をもった演奏を聴かせています。共演のタチアナ・グリンデンコ(1946~)はクレーメルのモスクワ音楽院での同窓生で、一時クレーメルと結婚していたことのあるウクライナ生れのヴァイオリニストです。ドイツの名指揮者でNHK交響楽団への客演でもお馴染みだったハインツ・ワルベルク(1923~2004)と共演した録音ではパガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番が注目されます。当時は既にオリジナル版での演奏が主流となっていましたが、クレーメルが弾いてる譜面は《G線上のアリア》の編曲で有名なアウグスト・ヴィルヘルミ(1845~1908)が後期ロマン派風に徹底的に改変・再編成した一楽章版だからです。かつてこの版を手掛けたのは19世紀的なヴィルトゥオーゾたちでしたが、クレーメルは全く独自のアプローチでこの改変版を現代の演奏会場に蘇らせることに成功しています。(1/2)

今回の復刻は、当スプラフォン・レーベル企画と同様にドイツ本国が所蔵しているオリジナルのアナログ・マスターテープから、今回の発売のために全くの新規で、ダイレクトにDSD化を行った音源を使用しSACD化のためにマスターを制作しました。日本でDSDマスタリングを行った上で、SACDハイブリッド盤として発売いたします。昨今のデジタル化(A/D変換)の技術進歩は著しく、より高度かつ緻密にマスター音源を取り出せるようになりました。まさにマスターに極めて近い音質をSACDで堪能できます。尚、CD層も今回新規のDSDマスタリング音源を使用しました。ダイレクトDSD化はこれまでと同様に定評あるものであり、分離や解像度が高いため細かなニュアンスやその場にいるかのような空気感含め従来以上に音楽に没入できるクオリティを目指しました。その効果は驚くべきもので、鮮明になった音質により、あらためて、音源の真価を再発見できる程の出来です。今回の第6回発売では、計3タイトルを発売いたします。(2/2)

https://tower.jp/item/5240575

Tracklist:

Disc 1
Mozart – Violin Concerto No.3 in G Major
01. I. Allegro (9:18)
02. II. Adagio (7:46)
03. III. Rondo;Allegro (6:44)
Mozart – Concertone for Two Violins in C Major
04. I. Allegro spiritoso (8:25)
05. II. Andantino grazioso (10:16)
06. III. Tempo di Menuetto – Vivace (9:17)
Paganini / Wilhelmj – Violin Concerto No.1 in D Major
07. Violin Concerto No.1 in D Major (19:39)

Disc 2
Bach – Concerto for Two Violins,BWV 1043
01. I. Vivace (4:07)
02. II. Largo ma non tanto (7:13)
03. III. Allegro (5:15)
Bach – Violin Concerto No. 1, BWV 1041
04. I. (Keine-bestimmung) (3:52)
05. II. Andante (6:27)
06. III. Allegro assai (4:01)
Bach – Concerto for Two Violins, BWV 1060
07. I. Allegro (5:11)
08. II. Adagio (6:14)
09. III. Allegro (3:59)
Schumann / Kreisler:Fantasie for Violin and Orchestra
10. Fantasie for Violin and Orchestra (14:36)
Kupkovic – Souvenir for Violin and Orchestra
11. Souvenir for Violin and Orchestra (5:00)

Personnel:
Gidon Kremer, violin (1-1)-(1-6), (2-1)-(2-9)
Tatiana Grindenko, violin (1-4)-(1-6), (2-1)-(2-9)
Wiener Symphoniker
Heinz Warberg, conductor

Note:
(1-1)-(1-6) Recorded at the Großer Saal, Musikverein, Wien on 29&31.II and 1.IV.1976
(2-1)-(2-9) Recorded at the Polyhymna Studio, Wien on 17-19.II.1977
(1-7), (2-10)-(2-11) Recorded at the Polyhymna Studio, Wien on 26-29.VI.1978

SACD ISO

https://xubster.com/gdqp6rhq5v4c/M0zartBachVi0linC0ncert0sGid0nKremerTatjanaGrindenk0WienerSymph0nikerHeinzWallberg2021SACD.part1.rar.html
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