Wiener Philharmoniker, Karl Böhm – Mozart: Requiem (1971/2021)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:04:37 minutes | 2,59 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Deutsche Grammophon / Tower Records Japan – PROC-2341
ベーム没後40年企画。敬愛したモーツァルトの超名曲に対するベームの最終回答。
録音から50年が経過したこの曲の代表的名盤を最新スペックで新規SACD化。格調高く感動的な名演が蘇る!
新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープより最新復刻
今年(2021年)はカール・ベーム(1894.8.28-1981.8.14)の没後40年にあたります。これまで当企画ではベームの復刻企画をSA-CDハイブリッド盤に限らず多く取り組んできており、今年に入ってからも1月と2月にウィーン・フィルとのDGの「シューベルト:交響曲第5,8番」(PROC2314)と「ヨハン・シュトラウス作品集」(PROC2315)、DECCAの「ブルックナー:交響曲第3,4番」(PROC2316)を、そして5月にはベルリン・フィルとDGの「ベートーヴェン:交響曲第3,7番&ブラームス:同第1番他」(PROC2326)をSA-CDハイブリッド盤で最新復刻しました。今回は、ベームの亡くなった日に近いリリースということもあり、名盤中の名盤と言われる「モーツァルト:レクイエム」を、今回の発売のために完全新規で本国のアナログ・マスターテープからハイレゾでデジタル化を行った音源を用い、満を持してリリースいたします。
この録音が行われたちょうど今から50年前のモーツァルト演奏は、この後の古楽演奏に入る前のモダン楽器&古典的な形式を踏まえた上でのロマン主義的演奏の、言わばある意味終焉期に近い言われています。そのようなスタイルによるこの曲の演奏の最右翼と評されたのがこのベームの再録音盤であったかも知れませんが、その後の古楽演奏の最盛期にあっても、この盤は一度も輝きを失わず、人々の心に残り続けました。この演奏はもはや様式の違いや流行を超えるほどの高みに達しており、名盤中の名盤と評価されています。その証拠にこの音源はCD時代になってからも幾度となく再発され続け、2004年には市販でSA-CDハイブリッド化もされました。初めて聴いたこの曲の演奏はベーム盤だったという方も多いのではないでしょうか。60年代までのベームは溌溂とした指揮振りを維持しており、70年代に入ってもその鋭い眼力や前進する見通しの良い音楽運びは健在でした。ですがこの演奏では通常より遅めのテンポが取られており、ゆったりとした流れで振幅が大きくなっています。それは亡くなる直前に散見されたような演奏とは多少異なっており、典雅なまでの響きのなかでベームが目指したかったものは、この名曲の再構築ではなかったのでしょうか。遅いテンポは従来より分析的なこの曲へのアプローチを感じさせ、オーケストラを含め個々のバランスに非常に注意を払っている姿が伺えます。もちろん弛緩している場面は一切なく、慈しみを感じるほどの豊かな響きとともに、その完成度の高さもこの名盤が未だ人気がある理由と思われます。尚、今回のSA-CD化に使用したマスターは従来のものとは異なりますので、あらためてこの曲の真価をこの節目に読み取ってもらえればと思います。(1/2)
今回の復刻では本国オリジナルのアナログ・マスターテープに遡り、高音質のデジタル化を行いました。今回に限らず最上位のフラットマスターを使用したため、非常に優秀なプレゼンスを得ることができています。質感や各定位が驚くほど明瞭・明確になり、DSD化の恩恵も加わったこれまでにない優秀な音質を再現。この盤では制作するにあたり、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープの物理的なメンテナンスと修復を行った上で高品位(192/24)でのデジタル化(PCM)を行い、ベルリンのエミール・ベルリナー・スタジオで、レーベル専任エンジニアがこのシリーズ用に綿密な工程で時間をかけてマスタリング作業を行いました。SA-CD層では、高精細なマスターサウンドをお楽しみいただけます。CD層も最新のデジタル化とマスタリングを施していますので、従来盤の音質とは一線を画しています。このシリーズではオリジナル・ジャケット・デザインを採用し、歌詞対訳含む60ページもの解説書には、広瀬大介氏による新規の序文解説も掲載しています。今回の「ヴィンテージSA-CDコレクション」第28弾は、計3タイトルを発売いたします。(2/2)
Tracklist:
Requiem, K.626
01. 1. Introitus(Requiem) / 2. Kyrie (9:39)
02. 3. Sequentia: Dies irae (2:01)
03. 3. Sequentia: Tuba mirum (4:18)
04. 3. Sequentia: Rex tremendae (3:15)
05. 3. Sequentia: Recordare (7:04)
06. 3. Sequentia: Confutatis (3:50)
07. 3. Sequentia: Lacrimosa (4:12)
08. 4. Offertorium: Domine Jesu (4:42)
09. 4. Offertorium: Hostias (5:08)
10. 5. Sanctus: Sanctus (1:58)
11. 5. Sanctus: Benedictus (6:56)
12. 6. Agnus Dei / 7. Cummunio(Lux aeterna) (11:35)
Personnel:
Edith Mathis, soprano
Julia Hamari, alto
Wieslaw Ochman, tenor
Karl Ridderbusch, bass
Hans Haselböck, organ
Chor der Wiener Staatsoper
Norbert Balatsch, chorus master
Wiener Philharmoniker
Karl Böhm, conductor
Note:
Recorded at the Musikverein, Wien on 13-14.IV.1971
Executive Producers: Hans Hirsch, Ellen Hickman
Recording Producer: Wolfgang Rosé
Balance Engineer: Günter Herrmanns
192kHz/24bit remastering from the original analogue master tapes by Emil Berliner Studios in 2021
SACD ISO
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https://xubster.com/vt2xv5klm5g2/M0zartRequiemWienerPhilharm0nikerKarlBhm2021SACD.part2.rar.html