Rundfunk-Sinfonie-Orchester Leipzig, Herbert Kegel – Orff: Carmina Burana (1960/2019)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 00:58:36 minutes | 2,35 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Berlin Classics / Tower Records Japan – 0301289BC
本国のETERNAオリジナル・アナログテープ最新復刻企画 SACDハイブリッド化第2弾!ケーゲル1回目の伝説的な「カルミナ」録音、鬼気迫る1960年収録の超名演がついに世界初SACD化!アナログ領域でのみマスタリングを行い、ダイレクトDSD化!
後の1970年代半ば収録した「トリオンフィ三部作」より以前の、ステレオ初期である1960年に録音されたケーゲル1回目の壮絶な「カルミナ・ブラーナ」がSACDで蘇りました!ケーゲル再評価のきっかけのひとつともなった超絶的なこの演奏のインパクトは絶大で、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープからの新規制作により、一段と凄みが増しました。特にこの演奏の根本を成す熱気と、ソリスト、合唱陣の発音、そしてケーゲルの壮絶極まる指揮とオケの反応は必聴です。後年の1974/75年再録盤より評価の高いこの名盤が、よりダイナミックに再現されます。後の再録番と同様、この演奏は合唱が特に素晴らしく、当時の東ドイツの高い水準を物語っていますが、録音においても第一人者であるエンジニアのクラウス・シュトリューベンの収録である、ということも重要な意味を持ちます。この録音は旧東独のステレオ初期録音のため現代の物理的な水準にまで到達していないとは言えますが、楽器や声の質感とそのバランス感覚、熱気は他の追随を許しません。演奏と並び、このかつてないほどの熱演を現代にまで正確に伝える当時のエンジニアの仕事も、歴史的な遺産です。尚、今回の録音日のデータは、本国のアナログ・マスターテープの外箱に記入されていた日付を参照しています。
1960年当時の「カルミナ・ブラーナ」の主なセッション録音は、ヨッフムのDGへのモノラル録音(1952)、サヴァリッシュのEMI盤(1956モノラル)とストコフスキー盤(1958)、そして同じく1960年録音であるオーマンディのCBS盤くらいでした。その後、決定盤となったヨッフムの再録(1967)を経て、一気に各レーベルの録音が増え、人気曲になったことは記憶に新しいです。数ある同曲において、このケーゲルの1960年盤は未だに高い評価を得ています。ドイツの演奏者の底力を感じさせる合唱陣のレベルの高さは特筆すべきで、この曲の演奏評価に高い影響力を持っていると言えます。その意味でも、ヨッフムの1967年盤を西の横綱とするなら、このケーゲル盤は東の横綱と言っても過言でない位置にあります。ここまで真摯にこの作品に向き合った録音もそうそうないでしょう。かつての東ドイツだからこそ生まれた産物と言っても良いかも知れません。
(1/2)
マスターテープはレーベルからウィーン在住のマスタリング・エンジニアであるクリストフ・スティッケル氏のスタジオに空輸し、アナログ領域でのマスタリングを行った上で、デジタル化にあたってはSACD層用のDSD化とCD層用のPCM化を別系統で行い製品化。この企画では、現在考えられる限り理想的な方法でのマスタリングを実現しました。その効果は著しく、マスターテープに残されていたクオリティを極めて忠実に再現することが可能となり、さらにアナログ領域のみでのマスタリングとダイレクトDSD化が、より音質的に効果をもたらしています。従来と比較して驚くほど鮮明で解像度が高くなったことにより、演奏に対する更なる評価が期待できるほどの出来です。尚、解説書には今回使用したオリジナルのアナログ・マスターテープの外箱の写真も掲載してあります。
<マスタリング詳細>マスタリング・エンジニア(DSD化含む):クリストフ・スティッケル氏
~在ウィーン。ミュンヘン・フィル自主制作盤のマスタリングや、タワー企画盤JAZZのECM SACD企画(2017~)も担当。現在ヨーロッパでもっとも信頼の厚いエンジニアのひとり
“ETERNAオリジナル・アナログテープからのピュア・アナログ・リマスタリング”
SACD層:新規で本国のアナログ・マスターテープから、アナログ領域でのマスタリング後、ダイレクトにDSD化
CD層:同様にアナログ領域でのマスタリング後、96kHz/24bitで高品位デジタル化後に44.1kHz/16bit化
それぞれのデジタルデータは伝送ではなく、光学ディスクで空輸
(2/2)
https://tower.jp/item/4898935
Tracklist:
Carmina burana
Fortuna Imeratrix Mundi
01. O Fortuna (Chor) (2:31)
02. Fortune plango vulnera (Chor) (2:42)
I. Primo vere
03. Veris leta facies (Kleiner Chor) (3:59)
04. Omnia Sol temperat (Bariton-Solo) (2:05)
05. Ecce gratum (Chor) (2:47)
Uf dem Anger
06. Tanz (1:36)
07. Floret silva (Chor) (2:58)
08. Chramer, gip die varwe mir (Chor) (3:03)
09. Reie (4:00)
10. Were diu werlt alle min (Chor) (0:58)
II. In taberna
11. Estuans interius (Bariton-Solo) (2:27)
12. Olim lacus colueram (Tenor-Solo, Mannerchor) (3:57)
13. Ego sum abbas (Bariton-Solo, Mannerchor) (1:27)
14. In taberna quando sumus (Mannerchor) (3:08)
III. Cours d’amour
15. Amor volat undique (Sopran-Solo, Knaben) (3:19)
16. Dies, nox et omnia (Bariton-Solo) (2:27)
17. Stetit puella (Sopran-Solo) (1:52)
18. Circa mea pectora (Bariton-Solo, Chor) (2:09)
19. Si puer cum puellula (Kleiner Mannerchor) (0:55)
20. Veni, veni, venias (Doppelchor) (0:56)
21. In trutina (Sopran-Solo) (1:57)
22. Tempus est iocundum (Sopran-Solo, Bariton-Solo, Chor und Knaben) (2:08)
23. Dulcissime (Sopran-Solo) (0:44)
Blanziflor et Helena
24. Ave formosissima (Chor) (1:57)
Fortuna Imperatrix Mundi
25. O Fortuna (Chor) (2:34)
Personnel:
Jutta Vulpius, soprano
Hans-Joachim Rotzsch, tenor
Kurt Rehm, baritone
Kurt Hubenthal, baritone
Rundfunkchor Leipzig
Rundfunk-Kinderchor Leipzig
Rundfunk-Sinfonie-Orchester Leipzig
Herbert Kegel, conductor
Note:
Recorded at the Heilandskirche, Leipzig on 8-10&13-17.VI.1960
Pure analogue remastering and direct conversion to DSD by Christoph Stickel, CS Mastering, Vienna in 2019
SACD ISO
https://xubster.com/kbs4slvrf0uc/0rffCarminaBuranaRundfunkSinf0nie0rchesterLeipzigHerbertKegel2019SACD.part1.rar.html
https://xubster.com/iqo4edklcp76/0rffCarminaBuranaRundfunkSinf0nie0rchesterLeipzigHerbertKegel2019SACD.part2.rar.html