Royal Philharmonic Orchestra, Thomas Beecham – Rimsky-Korsakov: Scheherazade, Borodin: Polovtsian Dances (1956-1957/2021)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 00:57:52 minutes | 2,32 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Deutsche Grammophon / Esoteric – ESSG-90219
ビーチャム没後60年企画。ステレオ初期の歴史的名盤「シェエラザード」が64年の時を超えて最新で復活!優秀録音!世界初SACD化。新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitで新たにデジタル化。新規解説付
サー・トーマス・ビーチャム(1879-1961)没後60年企画。1957年録音の「シェエラザード」は発売時より優秀録音盤としてオーディオファイルに聴き継がれてきた名盤。64年経過しているとはにわかに信じ難い程の素晴らしい録音・演奏です。これぞレコード芸術の神髄のひとつと言える音源を最新で復刻!”音楽が生きている”ビーチャムらしさが満載。名盤たる理由がある歴史的演奏を、最高音質で再現しました。本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説訳付。永久保存盤です。
最新のDefinition Seriesは2021年に没後60年を迎えた、未だ英国を代表する指揮者のひとりと言っても過言ではないサー・トーマス・ビーチャム(1979.4.29-1961.3.8)の名作を取り上げます。旧EMIレーベルへの収録である1956年と57年のステレオ初期録音ですが、ほぼ60年以上前の録音でありながら、その鮮明さと音楽の瑞々しさに驚くほどで、DECCAのステレオ初期とは異なる、既に当時世界最高峰のひとつであったEMIの録音技術の素晴らしさに感嘆する出来映えです。これまでCD化されている音源とも差があり、今回の192kHz/24bitでの新規デジタル化の効果とマスターテープの状態が良かったことや復刻技術の進歩が大きいとはいえ、耳を奪われるくらいの解像度・鮮度に驚嘆ください。
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ビーチャムに対しての日本のリスナーの印象は賛否両論があるかと思います。私財を投じてオーケストラを設立し、自身が思うままに指揮を行ったという印象が強いためか、独墺系の指揮者とは異なる評価を得ている場合も散見されます。背景が異なることによる指揮上の差異が音楽的内容のどこまで言及されるべきかわかりませんが、ひとつ言えるのは、ビーチャムの指揮の中には”音楽が生き生きと存在している”ことを今回の復刻音源を聴いて強く感じられるでしょう。音質の鮮明さがより一層ビーチャムの楽曲に対する実直さと内実性を表出しており、”音楽とは何なのか”を我々に提示してくれます。これは今までの印象を一掃するほどであり、逆に復刻の難しさや奥深さを物語っていると言えるかも知れません。この最晩年の収録である「シェエラザード」は、曲の素晴らしさを紹介するかのごとく使命感を持って演奏しているかのようです。これほど美しさと気品に溢れた演奏はめったにないのではないでしょうか。ステレオ初期の名盤として世界中で評価されたアルバムが、今回更に存在感を増して再登場します。併録のボロディンもメロディラインを重視しているばかりではなく、細部まで仕上げていることにも気付くと思います。
今回、本国にあるオリジナルの2Chのアナログ・マスターテープから、192kHz/24bitでデジタル化を行ったフラットマスターを使用し最新でマスタリングを行っています。マスターは総じて整ったバランスであり、経年変化も少ない状態でした。そのため、極力オリジナルのバランスを重視し、音楽的な観点でのマスタリングを心掛けました。それにより楽器の距離感や奥行きなど見通しが良くなり、さらに定位が向上したことでストレスなく最上の演奏をお楽しみいただけます。尚、解説書には浅利公三氏による新規文章を掲載しました。
このシリーズでは、SACD層では伸びのある高域と柔らかなニュアンスと共に高い解像度と豊かな音場を、CD層はまとまったしっかりとした音と共に押し出される実在感ある音色を目指しています。CD自体のポテンシャルも高く、むしろ両方の良さを堪能できるSACDハイブリッド盤としてもお楽しみください。今回のDefinition Series第39弾は、計3タイトルを発売いたします。
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Tracklist:
Rimsky-Korsakov – Scheherazade – Symphonic Suite Op.35
01. I. The Sea and Sinbad’s Ship (10:03)
02. II. The Story of the Kalender Prince (12:02)
03. III. The Young Prince and the Young Princess (10:42)
04. IV. The Festival of Baghdad – The Sea – The ship goes to pieces on a rock surmounted by a bronze warrior (12:56)
Borodin – Polovtsian Dances
05. Pt.1, Introduction – Gliding Dance of the Maidens (2:32)
06. Pt.2, Wild Dance of the Men (1:16)
07. Pt.3, General Dance (2:17)
08. Pt.4, Dance of the Boys (1:29)
09. Pt.5, Gliding Dance of The Maidens (1:34)
10. Pt.6, Dance of The Boys (1:32)
11. Pt.7, General Dance (1:31)
Personnel:
Royal Philharmonic Orchestra
Thomas Beecham, conductor
Note:
(1)-(4) Recorded at the Kingsway Hall, London on 17-19&28.III.1957
(5)-(11) Recorded at the Abbey Road Studio No.1, London on 10.XI.1956
192kHz/24bit remastering from the original analogue master tapes
SACD ISO
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