Orchestre national de l’ORTF, Jean Martinon – Berlioz: Symphonie fantastique (1973-1974/2021)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:09:50 minutes | 2,81 GB
Genre: Classical | Publisher (label): EMI / Tower Records Japan – TDSA-186
唯一の録音であるマルティノン渾身の「幻想」と、定評ある「寄港地」を収録した名曲・名盤を世界初SACD化!
本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから最新復刻。
新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化。新規解説付
マルティノンの記念碑的な名演である1973年録音の「幻想交響曲」が鮮やかに蘇りました。フランスの演奏家によるこの曲の多くの録音の中でも、独自の地位を獲得している名盤です。第2楽章にコルネットを採用し当時のオケの質感を存分に駆使した演奏で、カップリングの「寄港地」も含め、このコンビが残した重要な録音を最新で復刻しました。鮮やかな色彩美は見事です。新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用いてSACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤です。世界初SACD化。
ジャン・マルティノン(1910-76)はちょうど2020年が生誕110年でした。2020年末にドビュッシーと並ぶ名盤、ラヴェルの管弦楽曲全集(TDSA179)をリリースし、その蘇った良質な音質に感動を新たにしたところです。今回の復刻では前述の盤に並ぶ名盤として名高い「幻想交響曲」他と、同時発売としてサン=サーンスの「オルガン付」を基にしたアルバム(TDSA185)の計2点をセレクトしました。オリジナルの発売形態には拘らず、長時間収録できるCDのメリットを活かし、他の注目すべき音源も収録しています。
「幻想交響曲」は意外にもマルティノン唯一の録音です。過去、多くの名盤がリリースされてきた曲であり、フランスの指揮者にももちろん多くの録音があります。その中でもこのマルティノンによる録音は真摯に曲と対峙した、ある意味正統的な演奏ではないでしょうか。そこにはミュンシュにある熱気や、オケの機能を最大限クローズアップさせたダイナミックさはありませんが、各奏者の特色や当時のフランス国立放送管弦楽団の質感を上手く捉えた上での的確なコントロールが聴き取れます。第2楽章にはコルネット・パートを復元させており、全体を通して良く流れるテンポ感の良さも魅力でしょう。今回、カップリングとしてイベールの「寄港地」を組み合わせました。毛色が違う曲ではありますが、作曲家による色味の違い、オーケストレーションの面白さを感じていただければと思います。演奏は雰囲気があり、気品に満ちた素晴らしいものです。今回の復刻に含まれる曲の中でも、ミュンシュやクリュイタンスに代表される’60年代までのいくつかの名曲がマルティノン時代になってどう描かれているのか、その変化と変遷にも注目ください。(1/2)
音質的には今回、本国にあるオリジナルの2Chのアナログ・マスターテープから、従来を超える192kHz/24bitでデジタル化を行ったフラットマスターを使用し最新でマスタリングを行いました。そのためか、今回の音質は緻密さと幅広いレンジ感、近接感をより獲得しており、リアルになった音質で最上の演奏をお楽しみいただけます。一部にはノイズ等も散見されますが、今回もオリジナルを尊重し、バランスを含め、あくまで最小限の範囲で音楽的なマスタリングを目指しました。尚、解説書にはあいばひろ氏による新規文章を掲載しています。
このシリーズでは、SACD層では伸びのある高域と柔らかなニュアンスと共に高い解像度と豊かな音場を、CD層はまとまったしっかりとした音と共に押し出される実在感ある音色を目指しています。CD自体のポテンシャルも高く、むしろ両方の良さを堪能できるSACDハイブリッド盤としてもお楽しみください。今回のDefinition Series第34弾は、計3タイトルを発売いたします。(2/2)
Tracklist:
Berlioz – Symphonie fantastique, Op. 14, H 48
01. I. Reveries – Passions. Largo – Allegro (15:13)
02. II. Un bal. Valse. Allegro non troppo (6:44)
03. III. Scene aux champs. Adagio (17:24)
04. IV. Marche au supplice. Allegretto non troppo (4:57)
05. V. Songe d’une nuit du sabbat. (10:03)
Ibert – Escales
06. I. Rome – Palerme (6:57)
07. II. Tunis – Nefta (2:50)
08. III. Valencia (5:43)
Personnel:
Orchestre national de l’Office de radiodiffusion-télévision française
Jean Martinon, conductor
Note:
(1)-(5) Recorded at the Salle Wagram, Paris on 19,26-27&29.I.1973
(6)-(8) Recorded at the Salle Wagram, Paris on 28-30.X&7.XI.1974
Balance Engineer: Paul Vavasseur
192kHz/24bit remastering from the original analogue master tapes
SACD ISO
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