Moscow Radio Symphony Orchestra & Chorus, Vladimir Fedoseev – Tchaikovsky: Ouverture 1812 (1989/2022)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:00:27 minutes | 2,44 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Victor / Tower Records Japan – NCS-88009
フェドセーエフ生誕90年記念企画。
ビクターが1989年と90年にロシアのレーベル「メロディア」と共同で録音された『JVC・デジタル・モスクワ・シリーズ』第2弾!
当時の最先端デジタル機器を使って収録!ロシア音楽のエネルギー、そして豊かに香る芳香のごとく緻密に編み出される調べ。
ドラマティック且つ繊細に導き出される演奏が、K2HDマスタリングで蘇る!
2022年に生誕90年を迎えたウラディーミル・フェドセーエフ(1932.8.5-)の記念企画としまして、この度ビクターが1981年から93年にかけて主にモスクワで収録したモスクワ放送交響楽団とのロシア音楽録音を、3期にわけてSACDで復刻します。今回の第2期分は、1981年に収録した6つのアルバム(第1期として3タイトルに集成し発売済)に続き、ビクターが当時のメロディアと共同で収録した1989年の2つのアルバムと、1990年のチャイコフスキー:3大バレエの計3作です。
ロシアのレーベル「メロディア」と共同で録音したこれらの作品は、当時の最先端デジタル機器を使って収録されました。そして今回、優秀録音の数々を当時のエンジニア服部文雄氏とディレクター野島友雄氏立合いのもとFLAIR Mastering works山崎和重氏によりビクターが誇るK2の技術を用いてアップコンバート。フェドセーエフとモスクワ放送響の奏でるダイナミズムに再び磨きをかけ、原音を更に追求しました。フェドセーエフ生誕90周年にふさわしい、初SACD化アルバムです。音質に関しては、フェドセーエフ生誕90周年にふさわしい初SACD化アルバムとして、ビクターが誇る当時のデジタル録音を、「K2」の技術を使い、CDマスターを192kHz/24bitにアップコンバートすることで音楽的な面を尊重した上で、原音の追求を図っています。尚、SACD層だけでなくCD層でもその差を感じることができます。「K2」テクノロジー(K2HD)を用い、最新でマスタリングを行った上でSACDハイブリッド盤として新規で復刻します。尚、今回の復刻分は、全てオリジナルのアルバムをそのままの形態で収録しました。
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このアルバムは小品を含みながらもフェドセーエフにとっては最も力を入れているチャイコフスキー作品をはじめ、演奏会でも良く取り上げられている曲を収録しています。そのチャイコフスキーの中でも、解説の坂入氏の文章によると”最も大切にしている”という「弦楽セレナード」がまさに白眉!同じく序文解説には、”ことあるごとにマエストロは、本盤に収められた弦楽セレナードの録音をベストレコーディングだと語っている”ほどの出来であり、これを聴かずしてこの曲を語れないと言っても言い過ぎではないでしょう。曲を慈しみ、曲の本来の姿を常々提供したいと願っているフェドセーエフならでは表現が心に染みわたります。同じ意味ではタイトルになっている1曲目の「1812年」も同様であり、曲の終結部前で、高らかに全開で鳴る帝政ロシアの国歌を、後のソ連政府の命によりシェバーリンの編曲でグリンカの曲から引用された版をロシア国内では演奏せざるを得なかった状況をフェドセーエフは打破し、あえてオリジナルの帝政時代の国歌に戻して収録を行っています(有名曲の割にロシアの著名指揮者による録音が少ないのはそのためと思われます)。ある意味画期的な録音としても知られており、その説得力溢れる演奏には圧倒されます。そして「ダッタン人の踊り」も演奏機会の多い曲ですが、この録音では合唱も入った、さらに豪華さを増した演奏で堪能できるのも嬉しい限りです。「剣の舞」は言うに及ばず、いずれも血肉となった彼らの重要なレパートリー曲の録音が最新のK2HDマスタリングにより見事に蘇りました。
尚、解説書には初出時の各盤解説や曲目解説を掲載し、新規でフェドセーエフに師事した新進気鋭の指揮者、坂入健司郎氏による序文解説の他に、収録時のプロデューサーであった野島友雄氏に当時を振り返ってもらい「回顧録」を収録しました。資料としての価値も高いです。また、ジャケットには初出時のオリジナルデザインを使用しています。
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<K2HDマスタリングとは>
「原音を追求したK2HDマスタリング」
「K2」テクノロジー(K2HD)では、失われた音楽情報を解析することで、それぞれに異なる倍音成分を持つ各楽器ごとの音色の復元や、演奏者の音楽表現の再現までを可能にしています。本作のマスタリングでは、当時のディレクターとレコーディングエンジニア立合いの元、「K2」の技術を使い、CDマスターを192kHz/24bitにアップコンバートすることで原音の追求を図りました。SACD層だけでなくCD層でもその差を感じていただけるものと思います。
■「K2」とは
日本ビクターとビクタースタジオが共同開発した音源デジタル化における高音質化情報処理技術です。
■「K2」の理念
「元の状態に戻す・復元する」「変質させない・オリジナルのまま」、この2つの指針に基づき、「アーティストの拘りの音をオリジナルのままに再現する」これが「K2」の理念です。
■22.05kHz以上の復元(失われた情報の復元)
音は多くの倍音により構成されており、その倍音はデジタル化で失われてしまいます。「K2」は、失われた音楽情報を時間軸で解析し、デジタルマスターで失われた再生周波数22.05kHz以上の周波数を再現することにより、楽器ごとの倍音の音色や、演奏者の表現を復元し、オリジナルマスターと同等の音楽表現を再現しています。
■本作独自のマスタリング
本作は、K2HDによりCDマスターを192kHz/24bitにアップコンバートし原音の追求を図りました。周波数領域ではなく時間軸で処理をする「K2」だからこそ実現可能な技術です。
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https://tower.jp/item/5576703
Tracklist:
Tchaikovsky – Ouverture Solennelle “1812”, Op. 49
01. Ouverture Solennelle “1812”, Op. 49 (14:55)
Khachaturian – Sabre Dance from Ballet “Gayne”
02. Sabre Dance from Ballet “Gayne” (2:16)
Borodin – Polovetsian Dances with Chorus from Opera “Prince Igor”
03. Polovetsian Dances with Chorus from Opera “Prince Igor” (11:08)
Tchaikovsky – Serenade for String Orchestra in C major, Op. 48
04. I. Pezzo in forma di sonatina: Andante non troppo — Allegro moderato (10:31)
05. II. Valse: Moderato — Tempo di valse (4:09)
06. III. Élégie: Larghetto elegiaco (9:37)
07. IV. Finale (Tema russo): Andante — Allegro con spirito (7:52)
Personnel:
Moscow Radio Symphony Orchestra & Chorus
Vladimir Fedoseev, conductor
Note:
Recorded at the Moscow Radio Large Hall, Moscow on 6-9.VI.1989
SACD ISO
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