Gewandhausorchester Leipzig, Igor Markevitch – Mussorgsky: Pictures at an Exhibition, Night on Bald Mountain (1973-1983/2022)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:05:19 minutes | 2,62 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Berlin Classics / Tower Records Japan – 0302754BC
生誕110年記念企画。キーウ出身の鬼才指揮者、マルケヴィチの代表作のひとつ
1973年録音の名曲「展覧会の絵」の屈指の名盤をタワーレコード企画盤として最新復刻。キーウに生まれた指揮者、マルケヴィチは生後2年でスイスに移り、その後パリで学びディアギレフの知遇を得ながら作曲も行い、指揮者として成功を収めます。この「展覧会の絵」はロシアの作曲家ムソルグスキーの名作にフランスの作曲家ラヴェルがオーケストレーションを施した、まさにマルケヴィチに相応しい作品。終曲の「キエフの大門」での開放感ある響きは圧巻! (C)商品開発部:北村 晋
マルケヴィチ生誕110年企画。
1973年にLGOと収録した屈指の名盤を最新復刻。
ケーゲルの「うぐいすの歌」を余白に収録。世界初SACD化!
アナログ領域でのみマスタリングを行い、ダイレクトでDSD化!
本国のETERNAオリジナル・アナログテープ最新復刻企画 SACDハイブリッド化第21弾
1973年にライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団とドイツ・シャルプラッテンに録音を行った、両者1度限りのセッションの記録。マルケヴィチの「展覧会の絵」と言えば、ベルリン・フィルとの鋭利なDGの1953年盤や、最晩年にNHK交響楽団へ客演した際のライヴである1983年の演奏が思い出されますが、何と言っても鬼才振りを象徴するのがこの60歳時の盤でしょう。伝統あるオーケストラの重厚なサウンドを土台としながらも、本来のラヴェルの色彩感から少し離れた、仄かに感じさせる陰影ある音色は生来のムソルグスキーの作風により近い感覚を聴く者に感じさせます。特に「古城」や「ブイドロ」、「カタコンブ」での奥深さと、トランペットをはじめとした高音楽器が活躍するパートとの対比を含めた、スコアの深い読み込みはマルケヴィチならでは。発売以来、マルケヴィチの代表的な録音のひとつであることが頷ける出来です。従来のCDでは地味な響きの中に演奏が埋もれる傾向にありましたが、今回の本国のオリジナル・アナログ・マスターテープからの最新復刻盤を聴くと、マルケヴィチがなぜLGOとこの録音を残したのか、理由の一端が見えるような気がしてきます。マスターに残されていた響きを素直に引き出すスティッケル氏の力量、状態良くテープが保存されていた環境共々、高音質で聴くべき音源には違いありません。そして、「はげ山の一夜」もまた、派手さを排しながらも、原曲に潜む表現を引き出す迫真さに圧倒されます。
カップリングの「うぐいすの歌」は1983年の録音で、後年のケーゲルらしい緻密で落ち着きのある演奏。他のストラヴィンスキー録音と同様に、ケーゲルによる恐ろしいまでのリアリズムを感じさせるためか、独特の表情に驚嘆します。このアルバムの多少土俗的な前半と比較して、曲の成り立ちや経緯は大幅に異なるものの、曲本来の洗練さと、旧東独の演奏であることの対比も合わせてお楽しみください。
今回の復刻に際して、マスターテープはレーベルからウィーン在住のマスタリング・エンジニアであるクリストフ・スティッケル氏のスタジオに空輸し、アナログ領域でのマスタリングを行った上で、デジタル化にあたってはSACD層用のDSD化とCD層用のPCM化を別系統で行い製品化。この企画では、現在考えられる限り理想的な方法でのマスタリングを実現しました。その効果は著しく、マスターテープに残されていたクオリティを極めて忠実に再現することが可能となり、さらにアナログ領域のみでのマスタリングとダイレクトDSD化が、より音質的に効果をもたらしています。従来と比較して驚くほど鮮明で解像度が高くなったことにより、演奏に対する更なる評価が期待できるほどの出来です。尚、解説書には今回使用したオリジナルのアナログ・マスターテープの外箱の写真もカラーで掲載してあります。
https://tower.jp/item/5454918
Tracklist:
Mussorgsky – Pictures at an Exhibition
01. Promenade (1:32)
02. I. Gnomus (2:35)
03. Promenade (0:58)
04. II. Il vecchio castello (3:36)
05. Promenade (0:29)
06. III. Tuileries (Dispute d’enfants après jeux) (1:15)
07. IV. Bydlo (2:59)
08. Promenade (0:45)
09. V. Балет невылупившихся птенцов (1:19)
10. VI. “Samuel” Goldenberg und “Schmuÿle” (2:42)
11. VII. Limoges. Le marché (La grande nouvelle) (1:23)
12. VIII. Catacombae (Sepulcrum Romanum) Con mortuis in lingua mortua (3:54)
13. IX. Избушка на курьих ножках (Баба-Яга) (3:46)
14. X. Богатырские ворота (В стольном городе во Киеве) (5:29)
Mussorgsky – Night on Bald Mountain
15. Night on Bald Mountain (10:24)
Stravinsky – Le chant du rossignol
16. Le chant du rossignol (22:13)
Personnel:
Gewandhausorchester Leipzig (1)-(15)
Dresdner Philharmonie (16)
Igor Markevitch, conductor (1)-(15)
Herbert Kegel, conductor (16)
Note:
Recorded at the Versöhnungskirche, Leipzig on 14-18.V.1973 (1)-(15)
Recorded at the Lukaskirche, Leipzig on 13-15.XII.1983 (16)
SACD ISO
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