Czech Philharmonic Orchestra, Paul Kletzki – Beethoven: Symphonies, Coriolan Overture, Egmont Overture [5 SACDs] (1964-1968/2020) SACD ISO

Czech Philharmonic Orchestra, Paul Kletzki – Beethoven: Symphonies, Coriolan Overture, Egmont Overture [5 SACDs] (1964-1968/2020)
SACD Rip | 5xSACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 6:02:58 minutes | 14,65 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Columbia / Tower Records Japan – TWSA-1080/4

クレツキ生誕120年記念企画。ベートーヴェン生誕250年記念。名匠クレツキの代表的名盤。
正統派の極みである交響曲全集を最新リマスタリングでハイブリッドSACD化!
今回の発売にあたり全曲をオリジナル・アナログマスターよりダイレクトでDSD化。
黄金時代のチェコ・フィルの美しいサウンドが美しく蘇る!

今日なおファンの多い名指揮者パウル・クレツキ(1900-73)の芸術を堪能できる名盤。クレツキの演奏はまさに正統派の極みであり深い説得力に溢れてています。今回の発売にあたり全曲をオリジナルマスターより新たにマスタリング。黄金時代のチェコ・フィルの美しいサウンドが瑞々しく蘇りました。尚、2015年に同じくスプラフォンの手でSACDシングルレイヤーが発売されていましたが、その時は96kHz/24bit化のマスターを基にしてのDSD化でした。今回はあらためてオリジナルのアナログ・マスターテープよりダイレクトでDSD化を行っています。

このベートーヴェンが収録された時期は、ちょうど1967年からアンセルメの後を受けてスイス・ロマンド管弦楽団の音楽監督を務める時期に当たっており、それまで単発的な録音が多かったクレツキにとっては、まとまった全集としての録音というだけではなく、代表的録音として現在でも高く評価されています。ベルリンで作曲家として評価されて後、元々ユダヤ系ということで各地を転々としたクレツキにとって、晩年のスイス・ロマンド管のポストはそれまでより大きな期待と評価を得られる絶好の場でしたが、1973年に病気により途絶えてしまいました。1968年にはアンセルメと共に来日し、ベートーヴェンの交響曲第5番も指揮をしています。アンセルメと異なり、独墺系やロシア系も得意としたクレツキにとって、その真価を最も端的に表したのが、このベートーヴェン録音であることは疑いの余地がありません。感傷的ではなく、作品の本質を抉りだそうとするかのようなストレートで力強い表現が最も良く出ており、当時のベートーヴェン演奏の中でも突出した出来です。理知的で尚且つ鮮烈なこの録音は、当時のチェコ・フィルの優れた機能性も十分伝えてくれます。収録は1964年から始まっており、当時のスプラフォンとしてはしっかりとした音像と音圧を感じさせる録音で、その後65年に2曲、67年に4曲、最後の2曲は68年1月となっていますが、音質はそれぞれ異なっており、後年になるほど繊細なスプラフォン・サウンドになっていました。従来は解像度が多少曖昧になっていた箇所も、今回の復刻ではより細部のニュアンスまで聴き取れる解像度です。それにより、クレツキの演奏に隠されていた緻密な配慮や感覚も、より顕著に理解できるでしょう。演奏の素晴らしさがより際立つと思います。(1/2)

チェコ本国でのオリジナル・アナログ・マスターテープからのダイレクトDSD化は、今回も非常に丁寧な作業で進められており、日本に届いたレコーディングデータ上でも、マスタリングに際しての細かな指示や音源の特徴が列記されていました。今回のマスタリング時においても、極力オリジナルの雰囲気を損わないよう留意しています。それにより、かつてないほどの解像度・空気感をも再現することができました。 録音はスプラフォン独特の、高域に艶が乗ったあたたかみのあるサウンドにさらに磨きがかかり、倍音成分と楽器の実在感が増した、細部まで見通しの良い響きが堪能できます。元々質感の良いスプラフォン・レーベルの音は、最新のDSD化でさらに真価を発揮します。ヴァイオリン・パートの統一感のある音色に加え、当時の木管・金管の特徴あるサウンドは今聴いても素晴らしいものがあります。 今回の企画では、本国チェコのスプラフォン社が所蔵しているオリジナルのアナログ・マスターテープから、全くの新規で、ダイレクトにDSD化を行った音源を使用し、SACD化のためにマスターを制作。日本でDSDマスタリングを行った上で、SACDハイブリッド盤として発売いたします。昨今のデジタル化(A/D変換)の技術進歩は著しく、より高度かつ緻密にマスター音源を取り出せるようになりました。まさにマスターに極めて近い音質をSACDで堪能できます。尚、CD層も今回新規のDSDマスタリング音源を使用しました。スプラフォンによるダイレクトDSD化はこれまでと同様に定評あるものであり、分離や解像度が高いため細かなニュアンスやその場にいるかのような空気感などにより従来以上に音楽に没入できますので、これまで以上の感動を得られると思います。その効果は驚くべきもので、鮮明になった音質により、あらためて、音源の真価を再発見できる程の出来です。今回の第9回発売では、計3タイトルを発売いたします。(2/2)

https://tower.jp/item/5117894

Tracklist:

Disc 1
Symphony No.1 in C Major, Op. 21
01. I. Adagio molto. Allegro con brio (9:34)
02. II. Andante cantabile con moto (6:27)
03. III. Menuetto. Allegro molto e vivace (3:47)
04. IV. Finale. Adagio. Allegro molto e vivace (5:46)
Symphony No. 2 in D Major, Op. 36
05. I. Adagio molto. Allegro con brio (12:33)
06. II. Larghetto (10:52)
07. III. Scherzo. Allegro (3:59)
08. IV. Allegro molto (6:11)
Coriolan, Overture, Op. 63
09. Coriolan Overture (8:13)

Disc 2
Symphony No. 3 in E-Flat Major, Op. 55 “Eroica”
01. I. Allegro con brio (14:16)
02. II. Marcia funebre. Adagio assai (15:20)
03. III. Scherzo. Allegro vivace (6:04)
04. IV. Finale. Allegro molto (12:01)
Symphony No. 8 in F Major, Op. 93
05. I. Allegro vivace e con brio (9:33)
06. II. Allegretto scherzando (3:48)
07. III. Tempo di menuetto (5:06)
08. IV. Allegro vivace (7:30)

Disc 3
Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60
01. I. Adagio. Allegro vivace (9:32)
02. II. Adagio (10:24)
03. III. Allegro vivace (6:08)
04. IV. Allegro ma non troppo (7:03)
Symphony No. 7 in A Major, Op. 92
05. I. Poco sostenuto. Vivace (12:23)
06. II. Allegretto (8:48)
07. III. Presto. Assai meno presto (8:01)
08. IV. Allegro con brio (7:15)

Disc 4
Symphony No. 5 in C Minor, Op. 67
01. I. Allegro con brio (7:56)
02. II. Andante con moto (9:55)
03. III. Allegro (5:40)
04. IV. Allegro (8:40)
Symphony No. 6 in F Major, Op. 68 “Pastoral”
05. I. Erwachen heiterer Empfindungen bei der Ankunft auf dem Lande. Allegro ma non troppo (12:03)
06. II. Szene am Bach. Andante molto mosso (12:41)
07. III. Lustiges Zusammensein der Landleute. Allegro (5:51)
08. IV. Gewitter, Sturm. Allegro (4:01)
09. V. Hirtengesang. Frohe und dankbare Gefuhle nach dem Sturm. Allegretto (9:16)

Disc 5
Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125 “Choral”
01. I. Allegro ma non troppo, un poco maestoso (16:11)
02. II. Molto vivace (11:36)
03. III. Adagio molto e cantabile (14:49)
04. IV. Presto – Allegro molto assai – “O Freunde, nicht diese Töne!” (25:01)
Egmont, Overture, Op. 84
05. Egmont Overture (8:45)

Personnel:
Ingeborg Wenglor, alto (5-1)-(5-4)
Annelies Burmeister, mezzo-soprano (5-1)-(5-4)
Martin Ritzmann, tenor (5-1)-(5-4)
Rolf Kühne, bass (5-1)-(5-4)
Prague Philharmonic Chorus (5-1)-(5-4)
Josef Veselka, chorus master (5-1)-(5-4)
Czech Philharmonic Orchestra
Paul Kletzki, conductor

Note:
(1-1)-(1-8) Recorded at the Rudolfinum, Prague on 7-14.I.1968
(1-9) Recorded at the Rudolfinum, Prague on 14-17.II.1964
(2-1)-(2-4) Recorded at the Rudolfinum, Prague on 18-21.II.1967
(2-5)-(2-8) Recorded at the Rudolfinum, Prague on 21.II.1967
(3-1)-(3-4) Recorded at the Rudolfinum, Prague on 21-22.XII.1965
(3-5)-(3-8) Recorded at the Rudolfinum, Prague on 11-13.II.1967
(4-1)-(4-4) Recorded at the Rudolfinum, Prague on 14-17.II.1967
(4-5)-(4-8) Recorded at the Rudolfinum, Prague on 5-7.VI.1965
(5-1)-(5-4) Recorded at the Rudolfinum, Prague on 23-28.VI.1964
(5-5) Recorded at the Rudolfinum, Prague on 28.VII.1964

SACD ISO

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