Czech Philharmonic Orchestra & Chorus, Karel Ančerl – Janáček: Sinfonietta, Taras Bulba – Stravinsky: Symphony of Psalms (1961-1966/2018)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:05:19 minutes | 2,64 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Columbia / Tower Records Japan – TWSA-1053
ヤナーチェクの2曲は、まさに理想的なコンビによる歴史的名盤。アンチェルの作品に対する洞察力の鋭さとオケの機能性、そして音色が織りなす理想的名演です。これら2曲に、ストラヴィンスキーの詩篇交響曲を加え、今回の発売のために本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから新規でダイレクトDSD化を行いマスタリング。全曲世界初SACD化!
ドヴォルザークやスメタナと並び、両者の真骨頂とも言えるヤナーチェク作品のオリジナル・カップリング2曲と、同時代の作品を得意としていたアンチェルの真価が発揮されたストラヴィンスキーの詩篇交響曲、合計3曲を1枚に収録。録音の優秀さも際立つまさに名盤中の名盤を復刻します。
「シンフォニエッタ」は、同時期の録音としてはセル&クリーヴランド管の名盤を西の横綱とするなら、このアンチェル盤は当時の東の横綱と言うべき理想的な音源です。多数の金管楽器を始めとした技術的な演奏レベルは当時のチェコ・フィルは非常に高く、クリーヴランド管を含めたアメリカのオケと音色は異なるにせよ、レベルが劣っている事は決してありません。むしろ、当時の金管楽器の若干くすんだ暖かみのある深い音色は本来求められていた響きであり、全体で甲高く強すぎる音になっていないところはさすがです。豪快な演奏である「タラス・ブーリバ」も同様で、個々の技術とアンサンブルとしてのまとまりやリードはアンチェルの指揮による所が大きく、土の匂いを感じさせるこれらの演奏は、まさに歴史的な名盤と言えるでしょう。ターリヒ以来のチェコ・フィルの黄金期をまざまざと感じさせる素晴らしい記録です。
詩篇交響曲は、「春の祭典」や「ペトルーシュカ」と並んで、ストラヴィンスキーを多く取り上げていたアンチェルの、作品に対する洞察力が発揮された録音。鋭角的なリズムと反復の処理、声楽に対するバランス感覚が見事で、当時既にこのような演奏を行っていたことに驚きます。録音も各楽器の確かな定位や広いレンジ感、かっちりとした音像と共に音色を大事にしており、約60年前の録音とは思えないリアルさです。今回は3曲とも録音状態は異なっていますが、それぞれに両者の良さが際立つ、優秀録音であることは間違いありません。
今回の新規企画では、本国チェコのスプラフォン社が所蔵しているオリジナルのアナログ・マスターテープから、全くの新規で、ダイレクトにDSD化を行った音源を使用し、SACD化のためにマスターを制作。日本でDSDマスタリングを行った上で、SACDハイブリッド盤として発売いたします。昨今のデジタル化(A/D変換)の技術進歩は著しく、より高度かつ緻密にマスター音源を取り出せるようになりました。まさにマスターに極めて近い音質をSACDで堪能できます。尚、CD層も今回新規のDSDマスタリング音源を使用しました。LPで初出以来の名盤も、今回の2018年最新DSD化により、これまで以上の感動を得られるはずです。その効果は驚くべきもので、鮮明になった音質により、あらためて、音源の真価を再発見できる程の出来です。今回の第3回発売では、計3タイトルを発売いたします。
https://tower.jp/item/4818460
Tracklist:
Janáček – Sinfonietta
01. I. Allegretto (2:14)
02. II. Andante (5:28)
03. III. Moderato (4:43)
04. IV. Allegretto (2:45)
05. V. Andante con moto (6:40)
Janáček – Taras Bulba
06. I. The Death of Andrey (8:36)
07. II. The Death of Ostap (5:03)
08. III. The Prophecy and Death of Taras Bulba (8:29)
Stravinsky – Symphony of Psalms
09. I. Ps 39(38),13–14 Vul (Exaudi orationem meam) (3:05)
10. II. Ps 40(39),2–4 Vul (Expectans expectavi Dominum) (6:13)
11. III. Ps 150 Vul (Alleluja. Laudate Dominum) (12:03)
Personnel:
Czech Philharmonic Chorus
Josef Veselka, chorus master
Czech Philharmonic Orchestra
Karel Ančerl, conductor
Note:
(1)-(5) Recorded at the Dvořák Hall of Rudolfinum, Prague on 9-11.I.1961
(5)-(8) Recorded at the Dvořák Hall of Rudolfinum, Prague on 22-24.V.1961
(9)-(11) Recorded at the Dvořák Hall of Rudolfinum, Prague in VI.1966
SACD ISO
https://xubster.com/bctki67gd47w/JanacekSinf0niettaTarasBulbaStravinskySymph0ny0fPsalmsCzechPhilharm0nic0rchestraCh0rusKarelAncerl2018SACD.part1.rar.html
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