Berliner Philharmoniker, Simon Rattle – Bruckner – Symphony No. 9 – Four movement version [2 SACDs] (2012)
SACD Rip | 2xSACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:22:05 minutes | 3.3 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Emi / Warner Music Japan – TOGE-11092/3
25年間かけ、”作曲家”指揮者”音楽学者”によるインターナショナル・チームが完成させた「第4楽章」最新版(2012年時)をベルリン・フィルが録音。ブルックナーの「交響曲第9番(第4楽章付)」を収録。 (C)RS
JMD(2012/04/05)
ブルックナー交響曲第9番、未完の第4楽章付[補筆完成版]をいよいよラトル&ベルリン・フィルが演奏&録音! 2012年2月、ベルリンでのライヴがCD化!
ブルックナーの「交響曲第9番」は、未完の大作として知られています。
この曲は、2011年11月のアジア・ツアーでも取り上げられましたが、その際は、通常通り第1~3楽章が演奏されました。
これに対し今回は、終楽章付きの「補筆完成版」が採用されています。
ブルックナーは、死の直前までこの作品に携わり、1896年に死去した時には、第4楽章を作曲している途中でした。残されたスケッチを元に完成が試みられ、これまでにも複数の完成版が発表されています。今回使用される「サマーレ、フィリップス、コールス、マッズーカ版」は、そのなかでも最も学究性が高いクリティカル・エディション。4人の音楽学者・作曲家が25年以上の歳月をかけて復元し、2010年にさらに改訂が行なわれました。
「交響曲第9番」は、ブルックナーの辞世の句と言われますが、彼は作品を「愛する神に」捧げました。
第1楽章は生からの決別を暗示し、続くスケルツォは不吉な死の踊りを連想させます。第3楽章アダージョは深い憂愁と同時に、破滅的なカタストロフも内包しています。補筆版の終楽章は計647小節に至り、そのうち208小節は、ブルックナーにより完全に作曲されています。これに個々の弦楽パート、管楽器のスケッチが加わりますが、37小節分のみが研究者の純粋な創作です。完成されたスコアは、ブルックナーの偉大さを示す一方で、やや奇異な印象を与えるでしょう。
しかしラトルは、次のように語っています。
「このフィナーレで奇妙な個所は、すべてブルックナー自身の手によるものです。ここには、彼が当時体験した脅威、恐れ、感情のすべてが現われているのです」(以上、ベルリン・フィル・サイトより)
発売・販売元 提供資料(2012/03/12)
https://tower.jp/item/3076146
Tracklist:
Disc 1
Symphony No. 9 in D Minor, WAB 109 (Perf. version by Samale/Phillips/Cohrs/Mazzuca)
01. Feierlich: Misterioso (23:57)
02. Scherzo: Bewegt, lebhaft (10:51)
Disc 2
Symphony No. 9 in D Minor, WAB 109 (Perf. version by Samale/Phillips/Cohrs/Mazzuca)
01. Adagio: Langsam (24:36)
02. Finale: Misterioso, nicht schnell (22:41)
Personnel:
Berliner Philharmoniker
Simon Rattle, conductor
Note:
Recorded at the Philharmonie, Berlin on 7-9.II.2012
SACD ISO