Arthur Grumiaux, Les Solistes Romands, Arpad Gérecz – Bach: Violin Concertos 1-2, Double Violin Concerto (1970-1978/2021) SACD ISO

Arthur Grumiaux, Les Solistes Romands, Arpad Gérecz – Bach: Violin Concertos 1-2, Double Violin Concerto (1970-1978/2021)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:17:03 | 3.1 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Decca / Tower Records Japan – PROC-2323

グリュミオー生誕100年記念企画。ステレオでの再録音盤を中心としたバッハの4作品を世界初SA-CD化!
「2つのヴァイオリンのための協奏曲」は新旧2曲を収録!優秀録音盤。
新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープより最新復刻!PHILIPS原盤

このアルバムはフィリップスが1980年にリリースした「J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲集」(9500 614)の曲目全てに、1971年リリースの「J.S.バッハ&ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集」(6500 119)より、バッハの2曲を組み合わせ、世界初SA-CD化したものです(後者のヴィヴァルディはPROC-2329で同時発売)。

今年(2021年)生誕100年を迎えた往年ベルギーの名手、アルテュール・グリュミオー(1921~1986)はバッハと同じ3月21日に生まれたことを終生、強く意識していました。彼は時代考証によりバッハに遡るのではなく、演奏史の成果であるモダン奏法により、バッハの譜面を望みうる限り美しく、豊かに、麗らかに音化する姿勢を一貫しました。その最高の例がこのSA-CDに刻印されています。凜とした佇まいと落ち着いた色調が演奏に感じられるのは、彼の確かなバッハ観と音楽的趣味の高さを証明しています。3つの二重協奏曲での共演者が、同門で年齢も近いクレバース(1923~2018)、弟子ながら異文化を背景もつ豊田耕児(1933~)、楽器も国も世代も異なるホリガー(1939~)と三者三様であり、それぞれ趣きの違う共演内容が聴けるのも興味深いところです。
なお1978年録音の3曲は、往年のカリスマ・オーディオ評論家、長岡鉄男氏が「外盤A級コレクション」に選び、「実に透明で繊細で、鋭く輝かしい中に艶があり、明るいが薄っぺらでもやせぎすでもなく、厚みと力強さと、豊かさのあるヴァイオリンだ。細かい音をよく拾っているので、余韻が美しく、弓と弦とのふれ合いのかすかな表情も逃さない」と評した優秀録音としても知られています。

今回の復刻では本国オリジナルのアナログ・マスターテープに遡り、高音質のデジタル化を行いました。今回に限らず最上位のフラットマスターを使用したため、非常に優秀なプレゼンスを得ることができています。質感や各定位が驚くほど明瞭・明確になり、DSD化の恩恵も加わったこれまでにない優秀な音質を再現。制作するにあたり、英国のCLASSIC SOUND社でかつてのDECCAのエンジニアの手によって、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープの物理的なメンテナンスと修復を行った上でダイレクトにDSD変換を行い、このシリーズ用に綿密な工程で時間をかけてマスタリング作業を行いました。SA-CD層では、高精細なマスターサウンドをお楽しみいただけます。CD層も最新のデジタル化とマスタリングを施していますので、従来盤の音質とは一線を画しています。このシリーズではオリジナル・ジャケット・デザインを採用し、新規の序文解説を掲載しました。今回の「ヴィンテージSA-CDコレクション」第28弾は、計3タイトルを発売いたします。

Tracklist:

Violin Concerto No. 1 in A minor, BWV 1041
01. 1. (Allegro moderato) (3:58)
02. 2. Andante (6:05)
03. 3. Allegro assai (4:06)

Violin Concerto No. 2 in E major, BWV 1042
04. 1. Allegro (8:04)
05. 2. Adagio (5:58)
06. 3. Allegro assai (3:02)

Concerto for 2 Violins, Strings and Continuo in D minor, BWV 1043
07. 1. Vivace (3:56)
08. 2. Largo ma non tanto (6:42)
09. 3. Allegro (4:58)

Concerto for 2 Violins, Strings and Continuo in D minor, BWV 1043
10. 1. Vivace (3:59)
11. 2. Largo ma non tanto (6:40)
12. 3. Allegro (4:58)

Concerto for Violin, Oboe and Strings in D minor, BWV 1060
13. 1. Allegro (5:13)
14. 2. Adagio (5:29)
15. 3. Allegro (3:56)

Personnel:
Arthur Grumiaux, violin
Herman Krebbers, violin (7)-(9)
Koji Toyoda, violin (10)-(12)
Heinz Holliger, oboe (13)-(15)
Les Solistes Romands (1)-(9)
Arpad Gerecz, conductor (1)-(9)
New Philharmonia Orchestra (10)-(15)
Edo de Waart, conductor (10)-(15)

Note:
(1)-(9) Recorded at the Salle de musique, La Chaux-de-Fonds in XI.1978
(10)-(15) Recorded at the Wembley Town Hall, London in IX.1970

DSD remastering from the original analogue master tapes by Classic Sound in V.2021

SACD ISO

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