London Symphony Orchestra, Peter Maag – Mozart: Notturno, Serenata notturna [2 SACDs] (1959/2019)
SACD Rip | 2xSACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 02:37:24 minutes | 6,37 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Decca / Tower Records Japan – PROC-2246/7
ペーター・マーク生誕100年記念盤。DECCAへのモーツァルトの交響曲、管弦楽曲他を2枚に収録。優秀録音盤を最新復刻。世界初SA-CD化!オリジナル・アナログ・マスターテープから本国で新規マスタリング
今年(2019年)生誕100年を迎えたスイスが生んだ名指揮者ペーター・マーク(1919~2001)は、印象的なレコード録音の数々と62年以来、度々来日したことにより、我が国の愛好家にも馴染み深い存在でした。このSA-CDハイブリッド盤には彼が40歳の59年に英デッカにステレオ録音したモーツァルト作品を2枚組にまとめています(今回、タックウェルとのホルン協奏曲は未収録)。マークとモーツァルトの出会い、及びその演奏の基本姿勢につきましては、彼のインタビューをもとに今回のライナーノーツにまとめましたので、ご覧いただければ幸いです。
マークと英デッカの関係は古く、モノラルLP時代の50年10月に始まっています。曲はモーツァルトの交響曲第29番でした。当時からモーツァルト指揮者としての才能を認められていたことが判ります。そして59年1月、開発されたばかりのステレオで録音されたのが交響曲第32&38番、及びドイツ舞曲集です。交響曲2曲のステレオLPは、英グラモフォン誌で各パッセージに与えた音色と気分の多様さ、録音のクリアーさと拡がりが絶賛されました。59年11月にはイギリスの名手ジェルヴァース・ドゥ・ペイエ(1926~2017)とクラリネット協奏曲を録音。グラモフォン誌はドゥ・ペイエの「流麗な技巧と美しい音色を組み合わせた表情的な音楽作り」、オーケストラの見事なサポートと、録音のバランスの良さにより「強く推奨される」と賞賛しました。59年12月にはセレナード第8番《ノットゥルノ》、同第6番《セレナータ・ノットゥルノ》、歌劇《ルーチョ・シッラ》序曲、英雄劇《エジプト王タモス》から4つの間奏曲を録音。グラモフォン誌はマークの「模範的な清潔さをもったフレージング」、そして《セレナータ・ノットゥルノ》の4人のソロ、《エジプト王タモス》のオーボエの見事さを指摘。「録音も最高」とし、《ノットゥルノ》での4群のオーケストラの配置がリアルで、ステレオ・デモンストレーションに好適だと評しました。
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マークの見事なモーツァルト解釈に加え、英デッカの名物エンジニア、ケネス・ウィルキンソンによる録音が最優秀であることで、これらのステレオLPは今日、コレクターズアイテムとなっています。今回のオリジナル・アナログ・マスターテープからの初SA-CD化は、モーツァルト・ファン、マーク・ファン、英デッカ・ファンのすべての方々から歓迎されることと思います。
今回の復刻では本国オリジナルのアナログ・マスターテープに遡り、高音質のデジタル化を行いました。今回に限らず最上位のフラットマスターを使用したため、非常に優秀なプレゼンスを得ることができています。質感や各定位が驚くほど明瞭・明確になり、DSD化の恩恵も加わったこれまでにない優秀な音質を再現。この盤では制作するにあたり、英国のCLASSIC SOUND社でかつてのDECCAのエンジニアの手によって、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープの物理的なメンテナンスと修復を行った上でダイレクトにDSD変換を行い、このシリーズ用に綿密な工程で時間をかけてマスタリング作業を行いました。SA-CD層では、高精細なマスターサウンドをお楽しみいただけます。CD層も最新のデジタル化とマスタリングを施していますので、従来盤の音質とは一線を画しています。このシリーズではオリジナル・ジャケット・デザインを採用し、新規の序文解説を掲載しました。今回の「ヴィンテージSA-CDコレクション」第20弾は、計3タイトルを発売いたします。
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今回、元々、上記1-4の曲と同時に収録されていながら10インチ盤のみで別発売されていました5.「6つのドイツ舞曲K.509」を追加で収録しました。恐らく、当時はLPの収録時間の関係で一緒にリリースされなかったと思われる貴重音源ですが、これまでモノラルでしか発売されたことがありません。今回、DECCAのデータを基にステレオ音源が無いか探してもらいましたが、残念ながら発見することはできませんでした。モノラル音源ではありますが、この録音の希少性を鑑み、今回特別に収録することにいたしました。尚、これまで輸入盤では1度CDで再発されただけでした。
タワーレコード(2019/12/09)
https://tower.jp/item/4969973
Tracklist:
Disc 1
https://tower.jp/item/4969973
Disc 2
Symphony No.32 in G, K.318 (Overture in G)
01. 1. Allegro spiritoso (3:08)
02. 2. Andante (4:41)
03. 3. Tempo I (2:01)
Symphony No.38 in D, K.504 “Prague”
04. 1. Adagio – Allegro (13:44)
05. 2. Andante (14:44)
06. 3. Finale (Presto) (5:26)
Clarinet Concerto in A, K.622
07. 1. Allegro (13:09)
08. 2. Adagio (8:02)
09. 3. Rondo (Allegro) (8:40)
Personnel:
Gervase de Peyer, clarinet (2-7)-(2-9)
London Symphony Orchestra
Peter Maag, conductor
Note:
(1-1)-(1-17) Recorded at the Walthamstow Assembly Hall, London on 9-11.XII.1959
(1-18)-(1-23) Recorded at the Kingsway Hall, London on 24.I&26-28.XI.1959
(2-1)-(2-6) Recorded at the Kingsway Hall, London on 24.I&26-28.XI.1959
(2-7)-(2-9) Recorded at the Kingsway Hall, London on 25-26.XI.1959
Recording Producers: Erik Smith (1-1)-(2-6), Ray Minshull (2-7)-(2-9)
Balance Engineers: Kenneth Wilkinson
DSD Remastered by Classic Sound UK in X.2019
SACD ISO
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