London Philharmonic Orchestra, Zubin Mehta – Puccini: Turandot [2 SACDs] (1972/2021) SACD ISO

London Philharmonic Orchestra, Zubin Mehta – Puccini: Turandot [2 SACDs] (1972/2021)
SACD Rip | 2xSACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:57:42 | 4.72 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Decca / Tower Records Japan – PROC-2344/5

メータ生誕85年記念企画。
パヴァロッティ、サザーランドの名唱が随所に光る圧倒的な演奏を、満を持して世界初SA-CD化!
絢爛豪華なサウンドを実現したDECCAによる優秀録音盤!
新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープより最新復刻

このアルバムはメータ1回目の「トゥーランドット」のセッション録音となった1972年録音盤で、サザーランド、パヴァロッティ、カバリエ他の豪華キャスト陣やDECCAによる優秀録音としても注目された音源です。とりわけ、パヴァロッティによる「誰も寝てはならぬ」は、十八番として世界中で人気を博し、以後彼の代名詞的な曲としても有名になりました。この録音以前の「トゥーランドット」は、ニルソンとコレッリのコンビが世界中の歌劇場で好評を博し、ステレオ録音初期においては1965年にEMIレーベルに録音したアルバムが著名でした(2018年にタワー限定盤TDSA75で復刻。現在廃盤)。メータはこのコンビとメトロポリタン歌劇場で何度も共演をしており、この盤でも作品に対する自信のほどが伺えます。作品との相性の良さや思い入れもあると思われ、以降もセッション、ライヴ共に映像も含め複数の収録作品を残しています。また、60年代から70年代にかけての歌手の世代交代的な観点でも、この音源は特にパヴァロッティにとっても世界に羽ばたく布石ともなった録音、とも言えるでしょう。主役級以外でもギャウロフ、ピアーズ、クラウゼ、デ・パルマといった歌手陣も強力で、70年代はオペラの収録に資金と時間を投入できた最後の年代らしく、作品内容や録音も含め、全てが豪華絢爛に仕上がっているオペラの王道たる録音であることは確かです。演奏はやはり各歌手の特質が十分発揮された上で、プッチーニ最後の作品の特徴のひとつである、特に第1幕での効果満点のオーケストレーションが突出することもなく、声楽陣とのバランスが取れているのがDECCA盤ならではでしょう。アナログ録音期においては、このメータ盤果たした役割は大きく、オーディオ的な観点においても現代でも注目すべき盤です。

今回の復刻では本国オリジナルのアナログ・マスターテープに遡り、新規で高音質のデジタル化を行いました。今回に限らず最上位のフラットマスターを使用したため、非常に優秀なプレゼンスを得ることができています。質感や各定位が驚くほど明瞭・明確になり、DSD化の恩恵も加わったこれまでにない優秀な音質を再現。制作するにあたり、英国のCLASSIC SOUND社でかつてのDECCAのエンジニアの手によって、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープの物理的なメンテナンスと修復を行った上でダイレクトにDSD変換を行い、このシリーズ用に綿密な工程で時間をかけてマスタリング作業を行いました。SA-CD層では、高精細なマスターサウンドをお楽しみいただけます。CD層も最新のデジタル化とマスタリングを施していますので、従来盤の音質とは一線を画しています。このシリーズではオリジナル・ジャケット・デザインを採用し、山崎浩太郎氏による新規の序文解説、既発盤より作品のあらすじと聴きどころを掲載しました。歌詞対訳はありません。今回の「ヴィンテージSA-CDコレクション」第29弾は、計2タイトルを発売いたします。

Tracklist:

Disc 1
Turandot
01. Act 1: Popolo di Pekino! (5:37)
02. Act 1: Gira la cote! (7:06)
03. Act 1: O giovinetto! Grazia, grazia! (5:07)
04. Act 1: Figlio, che fai? (1:40)
05. Act 1: Fermo! Che fai? T’arresta (6:16)
06. Act 1: Signore, ascolta (2:39)
07. Act 1: Non piangere Liu (5:08)
08. Act 2: Ola, Pang! Ola, Pong! (3:18)
09. Act 2: Ho una casa nell’Honan (3:42)
10. Act 2: O mondo, O mondo (5:32)
11. Act 2: Introduzione Scene 2 (1:02)
12. Act 2: Gravi, enormi ed impotenti (3:27)
13. Act 2: Un giuramento atroce mi costringe (4:03)
14. Act 2: Popolo di Pekino (1:51)

Disc 2
Turandot
01. Act 2: In questa reggia (6:38)
02. Act 2: Straniero, ascolta (6:45)
03. Act 2: Gloria, gloria, o vincitore (4:07)
04. Act 2: Tre enigmi m’hai proposto (4:07)
05. Act 3: Introduzione – Cosi comanda Turandot (3:26)
06. Act 3: Nessun dorma! (6:43)
07. Act 3: Principessa divina! (7:12)
08. Act 3: Tu che di gel sei cinta (2:51)
09. Act 3: Liu! Liu! Sorgi! Sorgi! (4:45)
10. Act 3: Principessa di morte! (3:18)
11. Act 3: Che e mai di me? (2:45)
12. Act 3: Del primo pianto…Piu grande vittoria non voler (3:57)
13. Act 3: So il tuo nome! (2:14)
14. Act 3: Diecimila anni al nostro Imperatore…Padre augusto (2:28)

Personnel:
Princess Turandot – Joan Sutherland, soprano
The Unknown Prince (Calaf), son of Timur – Luciano Pavarotti, tenor
Liu – Montserrat Caballé, soprano
Timur – Nicolai Ghiaurov, bass
Emperor Altoum – Peter Pears, tenor
Ping – Tom Krause, bariton
Pang – The Prince of Persia – Pier Francesco Poli, tenor
Pong – Piero de Palma, tenor
A mandarin – Sabin Markov, bariton
John Alldis Choir
John Alldis, chorus master
Wandsworth School Boys’ Choir
Russell Burgess, chorus master
London Philharmonic Orchestra
Zubin Mehta, conductor

Note:
Recorded at the Kingsway Hall, London in VIII.1972

DSD remastering by Classic Sound UK from the original analogue master tapes in 2021

SACD ISO

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